小売から転職したいけど難しい?接客・販売職からの脱出方法とは

小売店からの転職

PR

レジなどお客様への接客だけでなく、品出しや在庫管理、販促ディスプレイ、シフト管理などお店の運営全般をこなす小売業。

スーパーやコンビニ、雑貨店といった生活に密着したものから、車や指輪など高価な商品の販売まで、様々な仕事があります。

その商品やユーザーに合わせた運営が必要で、コミュニケーション力や営業力、観察眼、臨機応変な対応力など、幅広いスキルが求められる業種です。

お客様の接客に合わせてマルチタスクをこなさなければならないので、苦労も多いですよね。

そんな小売業を辞めて別の業界・業種に転職するには、どうしたらいいのでしょうか。

元販売職7人の体験談・口コミを紹介しながら、転職を成功させる方法・コツを解説します。

小売業の転職理由は「休みが少ない」「給料が安い」が多い

小売業を辞めるのはどんな理由なのか、辞めたいと思ったきっかけはどんなものなのか、7人の転職理由を調べてみました。

1位 休みが少ない 4人
2位 忙しい割りに給料が安い 3人
3位 人間関係 2人
3位 会社への不信感 2人

20代女性

国産車の販売店から転職を考えたのは、休みが少ないからです。定休は週に1度で、土日休みは滅多にありません。その貴重な休みも、お客様の事故や故障などがあると出勤しなければならず代休もないので、休めない週もありました。

最も多かった転職理由は「休みが少ない」でした。

週末や連休など世間がお休みのとき、小売業は忙しくなります。

業界全体で週休1日というところが多いですし、深夜勤務や休日出勤が必要な職場も。

家族との時間が作れなかったり、休養を十分に取れなかったりすると、ライフワークバランスについて考えてしまいますよね。

30代女性

コンビニで店長代理をしていました。土日や長期休暇は忙しく、24時間営業なので夜勤も多いのですが、給料はアルバイト程度でボーナスもありませんでした。

上記のように、休みが取りにくい小売業。

しかも接客の合間に在庫管理や発注、陳列、清掃といった店舗の管理、シフトや売上の管理分析といった事務作業など多くの業務をこなさなくてはなりません。

立ち仕事が多いこともあり、体力面でも精神面でもタフな職種といえるでしょう。

しかしながら、残業代が出ない・ボーナスや昇給がないといった傾向が強く、「働きが報われない」「激務の割りに稼げない」といった意見が集まりました。

頑張りが結果につながらないのはつらいですし、結婚や老後といった将来に対する不安もありますよね。

他に、セクハラなどの人間関係・職場の経営方針の変更による不信感から転職したという回答もありました。

しかし、販売業が向いていないといった業務自体を理由とする方はいませんでした。

小売業を辞めた人の転職先は?安定しやすい事務職が人気

小売業は、接客から販売戦略、経理、人事など幅広い業務を求められるため、複合的なスキルが身に付きます。

しかし資格などを持っていないので「新しい職を探すのは難しいかも」と感じる方は多いです。

そうした人々は、どのように転職を成功させたのでしょうか。

小売業を辞めた後、次に選んだ転職先についてまとめました。

販売職は「幅広いスキルと柔軟な対応力、広い視野」が転職の大きな武器になります。

自分のスキルや経験を自覚することが転職活動のスタートです。

事務職の転職成功例

30代女性

医療機器メーカーの事務として、電話や来客対応、書類の郵送、備品管理、データ入力などを行っています。社内システムが独自のものなので未経験でも問題ないと言われて、安心して転職できました。

30代女性

転職活動の一環として、ワードやエクセルなどPCスキルを勉強しました。現在は大学事務として、書類作成や備品管理など学生や教職員のサポートをしています。

今回の調査では7人中4人が事務職に転職していました。

事務職はカレンダーどおりに休める企業が多く、残業が少ない・残業代がしっかり出るなど、安定した働き方が実現できます。

未経験OKの求人が多い事務職ですが、小売業ではデータ管理や発注など事務的な業務も多く、PC操作や数字に慣れていて「全くの未経験」ではないのが強みに。

事務は、書類の作成や電話対応、備品管理など複数業務を同時進行することが多いので、そういった点でも小売業での経験が役に立つでしょう。

人と接する業種への転職成功例

30代男性

スーパーの店員から転職してタクシー運転手になりました。未経験の職種でしたが、お客様の対応や会話、事務仕事などは前職の経験が活かせるので不安はありませんでした。

「商品を売る」以外でも、接客が重要になる職はたくさんあります。

他の業界でもコミュニケーションに基本は同じなので、人と接することの多い職種なら小売業での対人経験が活かせるでしょう。

ほかには

  • 介護職
  • CADオペレーター

に転職した人がいました。ほとんどの人が派遣社員や契約社員ではなく、正社員として採用されています。

小売業からの転職におすすめ転職サイト・転職エージェント

小売業界を辞める人が希望する転職先は、人によってさまざまです。
ですから、いろいろな業界の求人が幅広く揃っている大手の転職サイトか転職エージェントを使って転職活動するのがおすすめです。

まずは体験談でも利用者が多かったリクナビNEXTを紹介します。

「リクナビNEXT」には登録しておこう

リクナビNEXT

リクナビNEXT」は、780万人以上が登録している日本最大級の転職サイトです。

特徴は、5,000件以上というたくさんの求人から自分のペースで仕事を選べること。
しかも求人の大半は他の転職サイトで掲載されていない求人なので、リクナビNEXTは必ずチェックしておかないと条件の良い求人を見逃してしまいます。

また、すぐに辞めるつもりがなくてもリクナビNEXTには登録しておくのがおすすめです。
それは、企業からのスカウト機能があるからです。

しっかり自己PRした履歴書を登録しておけば、企業から直接オファーが来て、すぐに転職が決まるかもしれません。

相談したいなら「リクルートエージェント」

リクルートエージェント」もリクルートが運営している転職成功実績No.1の転職支援サービスです。

リクルートエージェントでは専任のコンサルタントが、志望動機など履歴書の書き方から面接対策までサポートしてくれます。
就職活動・転職活動の経験が少ない人にとっては、いろいろ相談できて心強いサービスです。

リクルートエージェントも求人数は15万件以上あるので、いろいろな仕事から選べますよ。

小売・販売職からの転職で年収はどう変わる?

残業代が出ないなど、給与面での不満を持つ方も多い小売業。転職で収入がどう変わるのかは気になるところですよね。

年収アップ 2人
ほぼ変わらず 2人
年収ダウン 3人

小売業から転職後の年収の変化は、かなりバラつきがありました。

100万ダウンしたという方もいる一方で、微増した方や50万アップした方もいます。

全体的に土日祝休み、残業なしなど勤務時間も少なくなっているので、給料が下がった人でも「労働量との兼ね合いは取れている」と納得できているようです。

小売業では収入と労働時間・プライベートのバランスが悪いことがそもそもの不満という方が多いので、転職によってそうした問題は解消できたと言えるでしょう。

小売業を辞めてよかったところは「休みがしっかり確保できる」

転職サイトや転職エージェントを使って別の仕事に転職した人が、実際によかったと感じているポイントをまとめました。

休みがしっかり確保できる

30代女性

土日休みで残業もほとんどありません。給料は下がってしまいましたが、無理なく長く勤められる環境になり、前職を辞めてよかったです。

20代女性

前職は休みが月に6,7日程度。希望休も通りませんし有給も使えませんでした。今の職場はカレンダーどおりに休めますし、有給もちゃんと使えます。

小売業では満足な休日が取れないため、転職の際には「週休2日」など休みに関して条件を付けた方が多くいました。

その結果、転職先では十分な休日が確保できています。

カレンダーどおりの出勤と決まっていると予定も立てやすいですね。

また、有給取得など福利厚生面でも前職より充実したという意見も集まりました。

家族と過ごしたり趣味の時間を持ったりとプライベートが充実すれば、仕事へのモチベーションも高まるはずです。

給料が上がった

20代女性

前職の雑貨店では残業代があまりつかなかったですが、現職では残業代がしっかり払われます。残業が多い職場なのでその分稼げて満足です。

勤務時間・労働量の割りに給料が少ない傾向がある小売業。

残業代が出ない職場も珍しくありません。

しかし人気の事務職をはじめ、他の業界では残業代が出て当然・ボーナスありといったところも多いです。

仕事は生活のため・お金のためという側面が強いですから、働いた分きちんとお金になるのは嬉しいですね。

今のままでいいの?満足していないなら早めに転職を

小売業は、バイトやパートのスタッフも多く、正社員として働いていても「特別なスキルがない」と思ってしまいがち。

こんな自分では転職は厳しいのでは?現状からの脱出はできない?と諦めてしまうこともあるでしょう。

しかし、お客様の対応から店の運営まで幅広い業務をこなしてきた経験は、他の業種でも必ず役に立ちます。

現状に満足していないなら、転職できないかもと悩む前に小さな勇気を持って一歩踏み出すべきです。

今いる場所以上に、あなたに合うところはきっとあります。

他業種への転職は若いときほど有利です。

悩んでいるうちに年齢を重ねれば、どんどん選択肢は減ってしまいますから、なるべく早く行動に移しましょう!