30代後半でシステム開発会社に！｜Webデザイナーを辞めたい人の転職体験談

Webデザイナーを辞めたかったt-higashiさん（38歳・男性・沖縄県）が転職した体験談です。

大手企業のサイトのデザイン、ホームページ制作を担当

沖縄県内のホームページ制作会社で、大手企業のブランドサイトのデザイン、ホームページ作成を行っていました。
東京に本社があり、沖縄、外国にも支社がありました。

お客さんとの営業や打ち合わせ、ディレクションなどは東京の本社が行い、沖縄支社がイラストレーターでホームページのデザインや、ホームページ制作を行っていました。

最初、私が担当した仕事は、イラストレーターで作成されたホームページの仕様を、HTML/CSS/JavaScriptを使用してホームページを作成するのが仕事です。
ホームページを作成するうちに、ホームページの仕事が認められ、最初はホームページの修正・更新の仕事でしたが、新規ページ作成やホームページのデザインの仕事も任されるようになりました。

デザインよりもHTMLコーディングの仕事がしたい

仕事をやめようと思ったきっかけは、デザイナーの仕事が合わなかったと思ったのがきっかけでした。
デザイナーの仕事より、HTMLなどでコーディングする仕事が好きになったからです。

デザイナーの仕事は、画像や文章の配置、色やフォントの指定などがとても細かく、自分がやりたい仕事では無いと徐々に思ってきました。
HTMLのコーディングは好きだったのですが、コーディングよりデザインの仕事が多くなったので徐々に転職を考えることになりました。

それに加えて給料が手取り15万円ととても少なく、健康保険も入っていなくそれでいて残業が多く、嫁と息子1人と家族もいたので、もう少し収入が欲しいと思ったことも転職への後押しになりました。

会社のホームページの求人情報を見て自分で応募し採用！

最初はハローワークとアグレなどの沖縄の地元の求人誌から仕事を探していましたが、良い条件の仕事がなかなか無かったので転職エージェントを使用しました。
リクルートエージェントなどの全国的に有名な転職エージェントを使用しましたが沖縄の求人はほとんど無く、リージョナルキャリア沖縄、ジョブアンテナなどの沖縄地元の転職エージェントを利用して転職活動を行いました。

転職エージェントを活用しながら、自分も会社のホームページなどから求人の連絡を行い、最終的には自分で募集した会社に採用されました。

まずはコーディングの仕事ができ、年収が300万円以上の会社を希望しました。
ホームページ制作の仕事だけではなく、IT系のシステム会社も検討して応募しました。

最終的にはホームページ制作の会社ではなく、システム開発の会社に転職しました。

30代後半でなかなか転職先が決まらず大変だった

家族の反対をどう説得するかが一番大変でした。
3ヶ月以内で転職をして、年収を前職よりアップすることを条件に何とか許可を得て、転職活動を行いました。

また30代後半なので、なかなか転職先が決まらず、家族からのプレッシャーもあって精神的に大変でした。
また東京などの都市部であれば、いろいろな転職サービスがあり、求人も多く、転職活動はしやすいと思いますが、地方の沖縄では求人のメインはハローワークで、便利な転職サービスがほとんど無く、自分の希望する仕事を探すのに苦労しました。

組み込み系の開発は長期スパンのため精神的にラク！

現在は那覇市にある、システム開発会社に転職しています。
組み込み系の開発で、前職のWeb系の開発とはだいぶちがい、最初はプログラミングの難しさに苦労しましたがやりがいは前職よりアップしました。

複合機の開発の仕事で、メインは沖縄で仕事を行っていますが、たまに沖縄県外に出張することもあります。
Web系と組み込み系はだいぶ違う技術が必要になり、組み込み系のシステム開発はプログラミングの知識も必要ですが、それに加えてハードウェアに関する知識も要求され日々勉強の日々です。

しかし、Web系開発より、組み込み系の開発は長期的なスパンの開発です。
短納期の案件が多かったWeb系開発に比べて、組み込み系の開発は長期的な案件が多いのでその点は精神的にラクになりました。

人間関係が良い職場でストレスが溜まらなくなった

年収が大幅にアップすることと、その会社の人の人柄が良さそうだったのが決め手になりました。
仕事の悩みは人間関係の悩みが多いので、仕事内容ももちろんですが、人間関係も従事してどの会社にするか検討した結果、今の会社が良かったのでココに決めました。

良かったことは、仕事の環境が良くなり、人間関係が良い職場でストレスが溜まらないようになったのが良かったと思います。
組み込み系への転職で一からの勉強で大変な部分はありますが、ここでプログラミングやハードウェアの知識を身につければ、他のITの分野でもやって入れると思います。

あまり満足できなかったことは、年収は250万円から300万円と上がっていますが、仕事の内容に対して収入は若干少ないと感じています。
まだ転職したばかりなので昇給の可能性はありますので、しばらくは頑張っていきたいと思います。

想像と違ったことは、組み込み系は想像した以上に高度な技術が要求され、かなり難しい仕事だと感じました。
プログラミングの知識以外にも、ハードウェアの知識、電子回路の知識、UITRONやvxWorksなどマイナーなOSの知識などとにかく様々は知識が要求されることには驚きました。

会社の調査も必要だが、業界の特徴も勉強する必要がある！

転職先の会社の調査も必要だと思いますが、その業種の特徴や傾向なども勉強する必要があります。
その業界の特徴を勉強しないと、あまり規則に縛られたくない働き方をしたいのに、その業界では規則が厳しい会社が多いなど、ミスマッチの会社を選んでしまうことがあります。

またその会社の人間性の調べられるのであれば、調べておきたいところです。

Webデザイナーから別業種に転職するコツはこちら！

【Webデザイナーから転職したい】異業種に転職する方法を解説