次の職場に何を求めるかをじっくり考えて|SEを辞めたい人の転職体験談

SEを辞めたかったしゅりさん(28歳・女性・長崎県)が転職した体験談です。

仕事内容 商社系IT企業のSEから商社系IT企業のSEに転職
年収 500万円から330万円にダウン

子供のころからパソコンが好きで適性があると判断

商社系のIT企業に新卒で入社し、5年勤めました。
もともと子供のころからパソコンが好きで身近に触れていたこともあり、適性があると判断しての選択でした。

1年ほどの研修を経て、新規事業立ち上げとして動画配信事業のプロジェクトに配属されました。
そこで、当時はまだYoutubeなどなく、動画配信は黎明期といった時代でほぼ情報もなく手さぐり状態で事業を立ち上げて行きました

商社などで使用する動画配信システムの設計・構築に約2年半、その後はそのシステムの運用に携わりました。
そこで培った動画配信の技術で、販路拡大を狙って、営業と一緒に外販活動も行っていました。

運用は24時間体制で行っており、昼も夜も関係なく運用管理者としての業務をこなしていました。

24時間フル稼働で体調を崩してしまった

マネージャー的な業務が中心で、技術が全く身につかず、自主的に勉強しようにも時間も体力もない状態でした。
24時間フル稼働だったので最終的に体調を崩してしまい、仕事が続けられなくなったのが一番の原因です。

24時間運用管理者として電話をもたされて、寝てるときも休日も関係なく、システム異常があれば電話対応しなければならず、仕事のONOFFが全く切り替えられない状態が1年以上続きました
こんな劣悪な労働環境で、一生働き続けることは不可能と思いました。

30代以上の働く女性がほとんどいないというのも未来の無さを痛感させました。
まさにSEは使い捨てです。

体調を崩し、心身ともに追い込まれてまで働く必要はないと思い、会社を辞めました。

産業カウンセラーの資格を取得しハローワークへ

会社を退職して、しばらく何もできなかったのですが、体調が少し回復してきたのを機に、産業カウンセラーの資格を取得しました
その後、退職して1年くらいはのんびりしていたのですが、もう一度働いてみようという気持ちになり、ハローワークへ出向きました。

地方なので、転職支援会社などへの登録は行わず、ハローワークの窓口で求職相談をしました

そこに雇用保険受給者向けの再就職支援室という窓口があるということで、紹介されて促されるままに、就職活動支援をお願いすることになりました。

正規職員としてずっとSEで働いていたため、その重圧から解放されたいと思っており、契約職員や派遣職員といった責任が少し軽く、業務範囲も限られている職を求めていました。

また、給料は安くても、仕事のONとOFFをしっかりわけることができて、残業のない職場を希望してました。

1年のブランクは結構大きくて…

退職から1年以上のブランクがあったことや体調不良で自主退職をしたことが、転職においてマイナスポイントになるため、そこをどううまく面接で説明するかで悩みました
また、1年のブランクは結構大きく、体力も気力も落ちていて、社会復帰へのハードルが非常に高く感じていたのを覚えています。

自信も失っており、自分に何の能力があるのかわからず、何ができるのかと卑下する気持ちが強くて、何をするにもおびえていたような気がします。

産業カウンセラーの資格のおかげで就職相談員に

産業カウンセラーの資格をもっていたことやハローワークの再就職支援室で支援していただいたご縁で、その再就職支援室の就職相談員として採用されることになりました
そこでの仕事は、おもに雇用保険受給者向けの再就職支援を重点的に行っており、カウンセリングを通して、求職者の適正や希望等を把握して、求人案内をしたり、応募書類(詩履歴書や職務経歴書)の作成指導・添削、模擬面接指導がメインの仕事です。

また、予約を取ってもらい、面談を逐一行って、就職活動の進捗や悩み相談、アドバイスなどを積極的に行い、再就職にむけての就労支援をやっています。
それ以外には、一般の方向けの就職相談や求人紹介、求職申込の際の手続き業務をしています。

直接的にだれかの役に立てていることを実感!

これまでのSEの業務では、システムを相手にしてばかりで、その先にいらっしゃるユーザーの皆様の顔が見えず、どれだけ一生懸命やってもお礼も感謝も届かない現場でした。
今度こそ、ダイレクトにお客様の役に立てて、感謝される仕事につきたいというのが気持ちの面では大きかったです。

その点で、この職業相談員という仕事は、再就職をしようとしているお客様へ全力で支援をして、新しい人生への旅立ちを手助けできる仕事です。
また、労働環境面でも1年契約の契約職員で、残業ができない定時必須の職場で、仕事とプライベートの切り替えがはっきりしていたので、働きやすいという面も決めた理由でした。

SEから転職してよかったことは、やはり一生懸命やっただけ、だれかの役に直接的に役に立てていることを実感できたことです。
精神的充足感が非常にあるのと同時に、大変やりがいが感じられます。

また、以前は仕事の切り替えができないほど24時間忙しくて、心の休まる時がない状態でしたが、転職先ではしっかり仕事とプライベートを分けることができ、かつ定時で帰れるので、しっかりと自分の時間も確保できます

あまり満足できなかったことは、仕方ないことなのかもしれませんが、支援を通しての再就職者の数字を求められることです。

想像と違ったことは、そこまで専門的知識は求められることなく、カウンセリング能力があれば、なんとかなる点です。
専門知識でアドバイスしたりということではなく、どれだけしっかりとお客様の希望を聞き取り、気持ちに寄り添いながら支援できるかがカギでした。

何を求めるかを明確に、自分が持っているカードで勝負!

専門知識がないとか経験がないということで尻込みせずに、今自分が持っているカードで勝負をしてみるというのが大事だと思います。
そして何よりも、次の仕事で自分が何を求めているのか、何を大事にしたいのかを明確にすることが、新しい別業種への挑戦への強い武器となり、心の支えになります

それを実現できる仕事を見つけた時、迷いがなくなるからです。
しっかり自分自身を見つめ直し、心の声を聴き、自分の持ち合わせているカード(能力・知識・経験等)を把握することを第一にしてみてください。

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