小売店スタッフを辞めたかったみかさん(23歳・女性・鳥取県)が転職した体験談です。
仕事内容 | 国産車の営業スタッフからwebサービス会社の事務員に転職 |
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年収 | 380万円から300万円にダウン |
車のことを覚えるのは楽しかった
新卒で2年ほど働いていました。
仕事内容としては、国産車の販売のための商談や試乗の同伴、見積もり作成や商談はもちろん、点検・車検などの整備の電話案内等のアフターフォロー、自動車保険の提案や契約、継続手続き、クレジットカードやJAFの提案など様々でした。
営業スタッフとして以外にも事務員のような仕事も多く、ショールームのPOP作成や週に1度ある会議資料の作成、更にはお茶を聞いて出したりする受付と同じような仕事もしました。
営業スタッフとは言っても、店全体で女性スタッフが少ないことから案内など、受付代わりに働かされることも多かったです。
元から車が好きで仕事を始めたので、車のことを覚えるのは楽しかったです。
休み返上で仕事するのが嫌だった
休みが少なかったのが1番の理由です。
休みは週に1度の定休日と、それ以外は月に3回シフトで休むようになるのですが、土日は月に1度あるかないかです。
その貴重な休みも、お客様から事故の連絡や故障の連絡が入ると無くなってしまいます。
休みの日でもすぐに駆けつけて対応する必要があるので、休み返上で仕事をしなくてはいけません。
もちろんそうなった場合の代休はありませんから、ひどい時には週に半日しか休みが取れなかったこともあります。
また、人間関係の悪さも理由の1つです。
男性が多い職場なので、女性が少しでも売り上げが良いと陰口を言ったりする人もいますし、セクハラ発言は日常茶飯事でした。
それも周りは見て見ぬ振りなので誰にも頼れませんでした。
地元のハローワークで転職活動
地方に住んでいるので、転職サイトやエージェントは使わずに地元のハローワークに行きました。
そこで自分が受けたいと思える企業の求人を探し、片っ端から説明を聞きました。
今までどんな人が受けてどんな人が採用されているのか、会社の風潮や特徴、残業や休日出勤の有無、離職率は必ず聞いていましたね。
会社見学会を開催しているところには積極的に参加し、気に入ったところがあればすぐに履歴書と職務経歴書を作成して提出していました。
前職で休みがなく体調を崩すことも多かったため、土日休みでお盆や年末年始もしっかり休めるカレンダー通りの休みの会社を探しました。
また、今後のことも考えて産休育休の制度があるかなど福利厚生が充実しているかどうかも重要視していました。
電話対応が自分の強みになった
営業スタッフから事務員への転職だったので、今まで培ってきたスキルをどうアピールするか悩みました。
商談スキルや車の知識、保険の知識は何も役に立たとは思えませんから何とか事務で役立つことを探しました。
すると、ハローワークの方から「会議資料の作成やPOP作りでパソコンを使えるのであればそれをアピールすれば良い。電話も普段から出ていたなら強みになる。」と言われハッとしました。
その答えに辿り着くまで履歴書が書けなかったので良いヒントをもらったと思います。
電話対応の多い仕事に就職
新しく働き始めた会社は、webサービス関連の会社です。
会社が運営しているwebサイトの管理や、利用する際の操作方法や疑問点など利用者から電話やメールで問い合わせが来た際に対応したりします。
時には電話でのクレーム対応もしますね。
その他にも、利用するサービス内容によっては本人宛に書類を作成して発送する業務もあり、パソコンスキルが無ければ難しい仕事でもあります。
また、毎月月初に前月のサービス利用率等のデータを数値化したり、クレーム案件がどれくらいあって何が原因でクレームになってしまったのかを会議資料にまとめて上司に提出する仕事もあります。
コールオペレーターとまでは言いませんが、電話対応の多い仕事だと思います。
離職率の低さ=長く働ける職場
何と言ってもカレンダー通りの休みなのが決め手でした。
その他にも、産休育休制度がきちんとあって取得者も多いことや、離職率が低いことから長く働ける職場だと思ったのです。
有休も取りやすい職場というところも気に入ったところです。
以前の会社のように休日出勤があることはないですし、残業も基本的にないのでプライベートな予定を立てるのが楽です。
有休もどんどん取るべきと考える会社なので、平日休みも取ることができて助かります。
今までは旅行なんて行きたくても仕事だったのでなんだか嬉しい気持ちですね。
ですが、その分問題となってくるのが給与と賞与の差です。
以前は営業スタッフだったので営業手当がありました。
ですが新しい職場にはもちろんそれがないですし、何より元の基本給が低いので貯金があまりできません。休みが多くてもお金に余裕が無ければ無意味です。
1番辛かったのは賞与額が前の職場の半分ほどになってしまったことです。
賞与の支給日に通帳記入してみるとショックが大きかったです。
もう少しだけで良いので基本給が上がってくれたり、賞与額が高くなっても良いのになと思いました。
自分の強みを考えてみてください
全く関係のない別の業者に転職するのは難しいです。
今まで自分がして来たことが、今後その会社でどう活躍してくれるか、どんなスキルがあってどんな強みがあるかなどまずは考えてみてはいかがでしょうか。
自分をもう1度見つめなおしてみるのも転職には大切なことです。
周りの人に自分の強みを聞いてみるのも良いかもしれませんね。
それさえできれば、異業種への転職も少し楽になるでしょう。
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