女社会はお局に注意|医療事務を辞めたい人の転職体験談

医療事務を辞めたかったあんずさん(18歳・女性・岐阜県)が転職した体験談です。

仕事内容 整形外科の診療報酬事務・受付から音楽関連会社の会員制受付・営業に転職
年収 200万円から250万円にアップ

資格を取って手に職をつけた

もともと医療に備わりたかったことと手っ取り早く手に職を付けたかった為、資格さえあればなれる医療事務に決めました。
病院に行くと最初にお会いすることになるあの受付です。

不安を抱えた患者様から今心配に感じていることなどを聞き取り、お医者様や看護師さんがしっかりと診察をする為のヒントを引き出せるように優しく寄り添うようにお聞きしたりします。
診察が終わった方のカルテを見て診療報酬の計算をしていきます。間違って計算をすると行政から何から全てやり直し、患者様にも不信感を与える、病院全体のイメージに繋がる、という負の連鎖に繋がりかねないので、この作業は特に慎重にすすめています

またその日の診察内容を計算してお会計などもこなします。
お薬も院内だったため医療事務が管理しています。

会社の規模は診療所の為15人以下です。
経験年数は一年未満です。

女社会で嫌がらせを受けていた

やめようと思った理由は、人間関係です。
病院の受け付け事務となると、時間も何時から何時まで、としっかりしている為か、子育て中また子育てを終えて時間がある主婦さんなどで席が埋まり、見事女社会が広がっています

その世界に私がもともと馴染めなかったこともありますが、一番辞めようと思ったきっかけは50代のお局パートさんからの嫌がらせです。制服を隠されてしまったり、医療の世界は情報の更新が激しい為、定期的に医療雑誌や診療報酬の分厚い書類を置いていたのですが、それを盗まれたり破られたりしていたりしました。
ロッカーの中にカメラを仕込んでいたのですぐ分かりましたが、後から聞いてみると「仕事が出来る新人が鬱陶しい」という結論でした。

辞める決心がついたら即行動

もともと引っ越そうとも考えていたため、家族と相談をして、引っ越した先のハローワークを訪ねました。
当時はまだ今のように転職サイトがそんなに知名度もなかったため、アナログな方式でした。

幸い、院長先生はとても朗らかな方で、私の近況について正直にお話をすると、引き留めることは一切せず、「何もできなくてすまんね」と少し悲しそうなお顔でお話をされていました。
私自身、とっととここから出ていきたい気持ちと、院長先生に感謝している気持ちが交錯していたため、その一言で決心がついたんだと思います

前の職場は平日と土曜日の週6勤務だったため、正直お休みは遊びたい派なのですが、将来的な体力面も追い付けないだろうと感じました。
なので次の職場で一番大事にしたのは「休日日数」あわよくば「前よりも高いお給料」です。

不安でいっぱいだった転職活動

転職活動中は県が異なるため、移動しなければならないことや、勤務日数が週6のためにお休みを確保できないことが大変でした
嫌がらせを受けながら仕事を真面目にこなしているのがバカらしくてさっさと転職したい、という気持ちも大きいです。

はじめての転職でもあったので、本当にこの選択が正しいのかなども心配で・・・周りの友人はまだ学生だったので相談もできず、とても不安になることも多かったです。
今となっては転職して良かった!と言えますが、当時は本当に不安でいっぱいでした

前職とは全く関係のない職場で働くことに

転職先では、医療とは全く関係のない楽器販売やお稽古に関する勧誘やサービス展開をサポートする事業内容でした。
主な客層は、子育て中の親子、特に将来ピアノやヴァイオリンを習わせたい方がメインターゲットです。

それ以外の客層として、お仕事が落ち着いてきた40代の方や、シニアの方を対象とした楽器のレッスン、販売です。
音楽の世界は一言で言うと、「お金がめちゃくちゃかかる」といったところです。

楽器の購入、メンテナンス、ご自身のスキルアップのためのレッスン、演奏会、クラスアップオーディション、楽譜の購入、などなど・・・継続してこそ身に付くものが在るためか、顧客は5年以上は継続して続けてくださることが一般的でした。
アフターフォローもしっかりとしている、高額なお買い物な為、不安なく気持ちよく決定していただけるようにご案内をする。こういった仕事内容です。

休みも増えて心に余裕ができた

先ほどのべたように休日日数が希望に沿っていたことからここに決めました。
前の職場は週6日勤務でしたが、転職した所は週5勤務、土・日・祝日は必ずお休み
また、業務内容も医療事務のような慌ただしい中できっちり寸分の狂いなく結果を出す、といったものではなかった為、心の余裕も得られました
なによりも、面接の際に履歴書には一切記載していなかった音楽経験をすぐ見抜いてくださったことに驚きつつ、ここに決めました。

音楽の経験がもともとあったため、業界用語がすぐ分かり仕事をスムーズに進めることができたのはとても恵まれていると感じます。
勤務時間も10時からが基本な為、朝の時間を有効活用できることも大きいです。
以前の職場はご老人が多く、周囲にも同じ診療科が無かったため人が集中し、予防接種の時期はパンク寸前でした。
新しい職場では事前に電話やネットから予約をされている方が、規定の時間にご来店される、というシステムの為安心して時間を見ながら業務を遂行することができます。

満足できなかったこと、想像と違ったことは、やはりどこに行ってもいる嫌みなお局上司です。
親子向けの部署ではほとんどが女性従業員だったのですが、子育てを終えた方が多かったので、未婚や既婚者でも子持ちではない方がことあるごとに陰湿な陰口を言われていました。

同じ悩みを抱えている人の話を聞いてみて

最初は不安なことが沢山あります。
今の職場から「他に行っても良いところなんてない」「ここでやっていけないなら、どこへいってもやっていけない」なんてよく聞く言葉を投げられることもあるかもしれません。

ですが、少なくとも今の現状に不満を感じていらっしゃるのであれば、転職は何も間違っていないと思います
今はこうして同じ目的や悩みを抱えている方の言葉を見ることが出来るので、どうしても不安で仕方ないときはいろいろ調べてみるといいかもしれません。

医療事務から転職する方法の解説記事はこちら!
医療事務からの転職【医療事務から転職したい】もっと楽な仕事への転職を成功させるコツ
あんずさんの転職満足度
4.5

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