民間企業でやりがいを持って働きたい!|市役所を辞めたい人の転職体験談

地方公務員(市役所・町役場等)を辞めたかったやーはまさん(29歳・男性・千葉県)が転職した体験談です。

仕事内容 市役所勤務の地方公務員からIT業界のインフラネットワークエンジニアに転職
年収 390万円から450万円にアップ

市役所の行政職として窓口業務などを5年間

4年制大学の文系を新卒で卒業した後、5年ほど市役所の公務員として行政職へ就職しました。

主な職務内容は住民票や転出入届け等の窓口担当業務から始まり、所属している市の各主要インフラにおけるハザードマップの作成や用件の取りまとめ、毎年開催される花火大会等のイベントの企画や運営と多岐に渡る業務を行っておりました。

基本的に数年に一度、圏内出向先の所属が変更となり、行う業務も現場現場毎に異なります。
市役所職員かつ就職が文系から採用される場合、理系の専門職とは異なり、行政職という形でくくられ、採用になるのですが、業務自体は比較的市と市民の結ぶ窓口担当からキャリアがスタートする場合が多く、フロント寄りの業務という印象がありました。

日々の業務にやりがいを感じない…

学生時代には、特に夢や目標もなく唯漠然と、「安定しているから公務員になる」というような考えを持っており、流れに身を任せて公務員試験や就職活動を行っていました。

その後無事に公務員試験に合格し、市役所に勤める運びになったことは良かったのですが、実際に働いてみると、どの配属になっても日々の業務において何か特殊なスキルや専門性が必要なわけでもなく、実際に業務を行ってみて「慣れること」だけできれば、働いていくことができる環境にありました。

数年間職員として働いてみましたが、日々の業務にやりがいを感じることが殆どなく、働きがいや、やりがいを持った仕事をしたいという考えが芽生えてきました。
そういった状況の中で、一発奮起し転職活動を行う決断をしました。

転職サイトと転職エージェントを利用して探した

主に民間企業向けの転職サイト及び、サイト登録から派生する転職エージェント(DODA・アデコ・リクナビ・マイナビ等)を利用して転職活動を行いました。
エントリーから実際に採用に至るまで流れとしては、転職サイトにプロフィール登録をする→企業からのオファーもしくは、転職エージェントからのヒアリング依頼を受ける→企業面談や転職エージェントから企業へ応募推薦して頂く→内定となります。

大きく分けて、直接企業の選考を受けるパターンと、転職エージェントに推薦してもらうパターンに分かれると思います。

大きく下記、2つの条件を軸に進めました。
年収が現年収より上がる事、職務内容が働くなかでスキルの取得もできることです。

また、公務員から民間企業への就職だったので、未経験から業務につくことができる、という条件も求めておりました。

面接で最初は苦戦…徐々に明確に話せるようになった!

公務員から民間企業へ初めての転職活動だったので、ほぼ業界未経験で職を探す形になりました。
未経験で就業可能という求人自体は多いものの、実際に面接に望むと、スキルの部分を見る法人も多く、最初は苦戦しました。

しかし、徐々に自己分析等による自分の掘り下げがうまくできるようになり、自らが望む道を明確に企業にお話することができるようになってきました。
最終的に「~を今後やっていきたい」というビジョンを熱意を持って伝えることで企業の共感を得られ、内定を取得することができました。

日に日に新しい技術やスキルの取得を実感!

ネットワーク開発SE業務に就き、具体的に下記のような業務を行っております。

・お客様と通信要件の摺合せ/作業全体の概要図作成
・作業概要を元にパラメータレベルまで落とし込んだ詳細設計書作成
・各種ドキュメント作成(手順書、証跡、パラメータ、構成図等)
・構築
・運用手順書作成/運用部門へ展開
・工数削減提案

未経験から始めましたが、実際に働き始めると様々なスキルアップのチャンスがあり、積極的に手を上げたり、自分から主体的に業務をしていくことで、日に日に新しい技術やスキルを取得できている実感をしております。
転職活動をする前では考えられないような業務経験ができ、当初の目的であった「やりがいをもって働く」ということが実践できていると感じます。

自分の頑張り次第で結果や待遇が変わることを実感!

2社から内定を頂くことができたのですが、最終的な決め手となったことは、企業担当者の人柄や雰囲気が非常に大きかったように感じます。
フロントに立つ人間はその企業自体を現すとえており、職務内容等もさることながら、そこが最後の決め手となりました。

前職である公務員と比較すると仕事自体は大変になり、業務時間も長くなりました。
ただ、それも時間内に可能な限り大きな成果を上げることが前提となっているため、ちょうど良い位の職務環境におります。

人によって働くことに対する考えは違うと思いますが、私の場合は、当初の「やりがいを持って働きたい」、「仕事を通じて自分を成長させたい」という二つの目標は達成できていると感じます。
また、そのような意識で働いていると待遇等もしっかりとついてきており、自分の頑張り次第で結果や待遇が変わってくる実感も得ることができている点も良かったと思います。

ただ、頑張りに見合った対価ということは、与えられた業務だけ行っているだけでは得ることはできないので、自らが今後どうしていきたいのかを常に考え、それを叶えるためにはどのようにすれば良いのか、を実践していきたいと思います。

自分が叶えたい働き方を自ら考えて!

働き方改革や働き方の多様性がクローズアップされてきました。
従来の働き方が大きく変革する時期に突入してきているのではないかと感じます。

その中で、自分が叶えたい働き方を自らの頭で考えることが重要だと考えます。
人口減少、少子高齢化社会に入っていく現在、有効求人倍率は高水準を保っていますが、本気で「こういう働き方がしたい」という考えを持つことができれば、叶う環境が多くあると思います。

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