どこも人手不足!やりたいことに挑戦しよう|市役所を辞めたい人の転職体験談

地方公務員(市役所・町役場等)を辞めたかったpppLLLさん(36歳・男性・茨城県)が転職した体験談です。

仕事内容 市役所勤務の地方公務員から教育業界の店舗運営に転職
年収 480万円から400万円にダウン

職員募集の広告を見て応募し一発合格!

地元の市役所の行政事務職を10年やっていました。

その前は別の民間の会社に勤めていたのですが、転職したいと思っていたタイミングで職員募集の広告を見かけたので、応募しました。
仕事をしながら受験勉強だったのですが無事一発で合格できました。

仕事の内容ですが税金出納事務、住民登録事務などです。
他にも他部署の応援で滞納している税金の訪問徴収、市主催のイベント応援、市特産の農産物PRなどをやっていました。

住民登録事務では戸籍届け出の審査や登録、住民票の交付事務、住所変更届の受付などを行っていました。
税金出納事務では毎日の税金の入金管理、納税交渉、督促状発送、還付事務などを中心に行っていました。いずれの担当業務でもマニュアルの作成に力を入れました。

仕事に習熟しても年数が経てば全く違う部署に異動…

やはり市役所特有の人事異動に疑問を抱いたのがきっかけでした。
ある部署の仕事に習熟したとしても、年数が経てばまったく違う部署に異動となるのが普通でした。

これが管理職クラスになってから自分が経験したことのある部署に異動となるのならいいのですが、管理職となってからも未経験の部署に異動となることも珍しくありません。
せっかく素晴らしい業務スキル・人材マネージメントスキルを持っていても未経験の部署に異動となったことでそれらが埋没してしまいうまく活躍できなかった先輩を何人も見てきました。

自分の身に置き換えたときに、管理職クラスになってから未経験分野での部署でもパフォーマンスを発揮できるか考えると、それは無理だと感じました。

インターネットで興味のある会社を見つけて応募

教育分野に関心があったので、自分でインターネットを使って調べていました。
その中で興味のある会社を見つけ、中途採用があるか確認し、WANTEDLY VISITを介して応募しました。

履歴書と自己PR動画を送ってほしいとのことだったので、自分で作成して送りました。
業務知識の必要な会社だったので、入社試験までその分野について勉強をつづけました。

転職するにあたって特に転職サイト・エージェントを利用することはありませんでした。

転職して労働時間が増えるのは嫌だったので、勤務時間・日数についてはよく吟味しました。
市役所に勤務していたころは残業もあまりなく有休もすべて取得していたので、これが激変することは避けたかったです。

月給についても市役所と同水準であることを確認しました。

自己PR動画の作成と入社試験の勉強が大変だった

自己PR動画を作成するのが最初に大変でした。
自分が新卒のときに就職活動していたころにはなかったタイプのものだったので、どのように作ればいいか調べて作成しました。

特に出だしが肝心だと考え、印象的でコンパクトなメッセージになるように心掛けました。
あと書類選考から次の連絡までがかなり長く、あまり待たされたので「もしや書類選考で落ちたのでは・・・」と不安になりました。

入社試験の勉強も時間の確保が必要だったのでこちらも大変でした。

教育関係の会社で生徒の指導や店舗の運営事務を担当

教育関係の会社で実際に生徒に勉強を教えたり、店舗の運営事務を行ったりしています。
大学受験も担当しているため浪人生にも対応しており、勤務時間の多くを指導に充てています。

学力もバラバラなので、生徒の力量に応じた教材を選定したり勉強方法を指導したりしています。
月に一回程度で保護者・生徒向けの説明会を開催しており、その準備・運営もやっております。

受講料回収の仕事もあり、受講料未納の生徒に対して文書を作成・発送することもあります。
定期的に保護者を交えた生徒との個人面談もあり、学習計画の進捗状況の確認や志望校の選定、学習相談に応じるなどの業務もあります。

また状況に応じてオリジナルの教材を作成することもあります。

生徒と接するのは刺激的な経験!職場内の雰囲気も良い

労働時間について市役所とほぼ変わらないところが魅力的に映りました。
残業も少なく、休日出勤もあまりないというところは転職するときに譲れないポイントだったので、そこと合致する会社を選びました。

また離職率も少ないというところも、安心して働けそうだという印象を受けました。

前々から教育業界に興味があったので、実際にその現場に立てて生徒と接するのはとても刺激的な経験でした。
職場内での雰囲気も良く、よくある人間関係で参ってしまうなどということはなさそうです。

入社したてでもランチに誘ってくれたりして、いい人が多いです。
小さい会社ながらも経営的に成長段階にある所だったので、会社全体にアクティブな雰囲気にあります。

不満な点としては、労務管理がややずさんなところです。
タイムカードがないため、誰がどれくらい働いているのわからないのです。

実際一人だけ残って働いている社員もいれば、勤務開始時間よりはるか早くに出勤している社員もいます。
彼らには残業代は支払われないだろうなと思うとやや不安に感じました。

また会社での備品はだいたい自腹で買うことが多いです。
けっこう高額な物でも自分で買ってしまう社員も多いので、自腹は切りたくない自分は少し肩身が狭いです。

今はどの業界も人手不足!やりたい世界にチャレンジしよう

人生は一度きりしかありません。
やりたいことをやるのが一番だと思います。

特に今はどの業界も人手不足なので、人手を確保するため年齢や経験が不問な会社がたくさんあります。
実際自分も30代後半で公務員から未経験業種に転職できました。

「公務員は民間では通用しない」との声を聞くこともたまにありますが、それは人によると思います。
自分の力を信じて、やりたい世界にチャレンジしてみてください。

公務員から別の仕事に転職するコツの解説記事はこちら!
公務員からの転職公務員・市役所から転職したい!後悔しない転職先はどこ?
pppLLLさんの転職満足度
4.5

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