塾講師を辞めたかったらんこさん(26歳・女性・埼玉県)が転職した体験談です。
仕事内容 | 個別指導塾の講師から人材育成の会社の総務に転職 |
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年収 | 250万円から350万円にアップ |
教員採用試験の勉強と両立できるよう塾講師に
教員を元々は目指していましたが、採用試験に落ちたため、試験勉強と両立できる仕事を探していました。
そして、アルバイトだと収入が低いので、塾の講師の正社員として働くことにしました。
この仕事だと採用のための勉強にもなると思っていました。
主な仕事内容は、小学生から高校生までの学習指導です。
文系教科がメインでしたが、小学生と中学生に関しては全教科を担当していました。
ほかには、アルバイトの勤怠管理やチラシ配りなども行っていました。
アルバイトに関しては、採用から教育指導まで行い、独り立ちするまでのサポートも行いました。
学生がほとんどなので、勤務の穴ができないようにシフト管理することが大事でした。
実務は2年ほどやりました。
時間が不規則だし保護者への提案も大変…
実際には働いてみると、時間が不規則なため、体調を崩すことが多くなりました。
昼ころに出勤して、勤務終了が22時過ぎで、残業すると、日付が変わることはよくありました。
あとは、長期休暇(夏休みや冬休み)は夏期講習や冬期講習になり、朝から夜までの勤務になり、休みはほとんどありません。
受験近くなると、子どもの自習のフォローに入ると自由な時間はほとんどなくなりました。
子どもと接することは好きだったので、時間がないことは苦にはなりませんでしたが、教材を売ったり、講習の時間を組んだりする保護者への提案が大変でした。
会社側からは、今期の目標売上が示されるため、売上のために、必要以上に教科やテストを提案するため、保護者には後ろめたさがありました。
置かれた状況を恩師に相談し入社が内定!
仕事をしたまま転職活動はできないと思ったので、一度辞めてから仕事を探そうかと最初は思っていました。
当時の求人には、自分の思うような条件がなかったので、辞めることを一時躊躇しました。
自分の置かれた状況を恩師に相談したところ、知人で事業をしている方がいて、その方に話を通してくれていました。
実際に、私もお会いして身の上などをお話しすると大変気に入っていただき、そのまま入社内定となり、塾もすっぱりと辞めれました。
勤務時間が不規則ではないことでした。
時期による変動が体に一番答えたので、勤務時間、休日などは大きく変わることのないところが良いと思っていました。
給与も転職先の方が高くなるようなところがよいと思っていました。
受け持った子供たちを送り出したいから転職時期を3月に
転職する時期が、3月ならいいと思っていたので、その時期に合わせて動くことが大変でした。
塾なので、3月までは受け持った子どもたちを責任を持って送り出したいと思っていたので、途中でやめようとは思えませんでした。
結果として、自分の転職活動の幅を狭める形となり、魅力的な企業があっても諦めざるを得なかった場合が数回ありました。
自分を優先するか、今の現状は責任を持って、努めるべきか大変に悩みました。
ただ3月までやってよかったとは思います。
社会人を対象にしたセミナーの企画運営
社会人を対象としたセミナーの企画、運営を主にやっています。
セミナーに関しては、年代や性別に合わせてテーマをしぼり、受講する方の興味・関心に会った内容になるように心掛けています。
テーマが決定するとあとは、告知活動を行っていきます。
以前は、紙媒体が多かったですが、今はほとんどがインターネットでの広告です。
主にSNSを使用した広報活動を行っています。
実際の受講生の皆さんへの連絡なども担当しています。
受講後のフォローも行います。
受講する方のプライベートにもかかわってくるので、個人情報の管理は徹底しています。
しかし、悩みや不安はできる限り払しょくできるようにしたいので、気持ちに寄り添った関わりができるようにしています。
自分の納得するまで仕事に反映できるようになった
経営者の経営理念が、しっかりしていて共感できたからです。
前職のように利益至上主義は、自分の性格にはあっていなかったので、人のために仕事ができるということは大きな魅力に感じました。
経営者の人柄にも安心感を覚えました。
良かった点は、自分の納得するまで、仕事に反映できるようになったことです。
もちろん、会社の利益を度外視してやるつもりもありませんし、きちんと還元できるようにしたいという思いはあります。
前職のようにロボットのようになっているという感覚はありませんし、自分の意見や周りの意見を十分に反省できているので、満足感が大きいように思います。
前職での経験が生かされていることは、意外でした。
カウンセリングのスキルはもちろん必要で、勉強していくことも多いですが、前職での子どもたちや保護者、アルバイトとの関わりは大いに生かされています。
無駄な経験はないのかもしれないと思えました。
前職で悩むことが多かっただけに、経験が生かされているという感覚は、気持ちが軽くなり救われる思いにもなりました。
自信をつけて、毎日を進めるということは充実感が違います。
自分の感覚に正直に!思いを大切に
自分の感覚に正直になってみればいいと思います。
自分が感じる「何か違う」とか「もう少し頑張りたい」という思いは大切にしてもらいたいです。
状況に流されてしまうとそうした感覚は吹き飛んでしまうと思います。
でも、最後に残るのはそのもやもやです。
自分で解決しない限り、消せない感覚であると思います。
正直に感じることが一歩のような気がします。
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