飲食店スタッフを辞めたかったRFCさん(25歳・男性・東京都)が転職した体験談です。
仕事内容 | 和食レストランの正社員からリラクゼーションサロンのセラピストに転職 |
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年収 | 250万円のまま |
学生時代のバイト経験を活かして就職
和食を中心としたレストランで厨房とホールスタッフを主な業務として働いていました。
もともと学生時代からアルバイトとして飲食店で働いていた経緯があり、そのまま飲食業の仕事をしようと考えこの仕事を選びました。
会社の規模は全国に出店しており、それなりに大きい会社ではあると思いますが私は都内の面接地で採用されたあとすぐに都内にある店舗に配属された形になるので、正直なところ会社全体の規模はあまり把握はしていませんでした。
配属後はまずホールスタッフとして接客を中心に仕事を学び、人手が足りないときは厨房に入って皿洗い、そして簡単な料理の盛り付けなどを手伝うようになって少しずつ職場全体の仕事を出来るようにしていきました。
仕事内容と給料が釣り合っていない
仕事を辞めようと思ったキッカケは主に二つ、収入が上がらないことと身体の疲れがひどく溜まっていたことがあります。
結局私は就職して約3年で退職を申し出ることになるのですが、その間の私の昇給額は1万円に達するかどうかといったところでした。
社員として働いているので仕事の業務量は上がっていく一方でありながら給料は上がらず、そして同時に何時間も立ちっぱなしでの仕事なので足腰が辛く感じる日がだんだんと多くなっていったのが転職を考えるキッカケになりました。
店長職に昇格の話もありましたが、給料はさほど上がらないうえに休日が減ってますます厳しくなるのは店長から聞いていたので、昇格にもあまりメリットを感じられなかったこともありました。
利用できるサポートシステムは存分に使う
転職においては自分が通うことにした整体のスクールで就職斡旋のサポートを行なってくれるとの触れ込みがあったので、そちらのサポートシステムを主に利用しました。
一応自分でも転職サイトの「リジョブ」「キャリサポ」「転職会議」などのサイトは眺める程度には利用しました。ですが、最終的にはスクール付属のサポートを利用して、担当のエージェントの方と一緒に職場見学と面接をサポートしていただいて無事に就職するに至りました。
整体スクールで学んだ自分の手技を存分に試せるところと、出来るだけ大きい会社であることを転職先の条件の希望として探しました。
年収などの金額はそのときはあまり気にせず、自分の経験を積めることを最優先として考えていました。
面接するのにもお金はかかる
転職活動中はサポートをしてくれるエージェントの人に相談をしながら進めていったのですが、はじめの頃は自宅からかなり遠いところばかりを紹介されたので近場で探すのは苦労しました。
面接地に赴くのもタダではないので、消えていくお金にやきもきしていたこともありました(その当時は仕事をしていなかったので)。
結局5社の面接を受けてようやく採用となったのですが、3社目を受けたあたりからはもうどこも受からないのではないか、と非常に悩みました。
スクールで習得した手技が生かせた
大手のリラクゼーションサロンのフランチャイズ店に入社しました。
仕事の内容は主にお客様に対する施術(整体・リフレクソロジーなど)などの接客業務と店舗内業務(清掃や在庫管理・レジまわりの金銭管理など)を中心とした店舗内全般の仕事と、店外でのビラ配りなどの集客に関する仕事も行っています。
ときどき本部にある自分の手技のレベルアップをするための研修先で、勉強会に参加することもあります。これも店舗のメニューとしてあるオプションの手技を提供できるようにするための仕事としてあります。
社員として働いているので、基本は店舗内業務がメインでアルバイトや業務委託の人を優先に施術をしてもらい、人が空いていなければ社員である私が施術に入るようになっています。
店舗の出店数も安心材料になった
自分の学んだ手技を使えることと、福利厚生や研修制度など会社としての体制がキチンと確立されていたことが決め手となりました。
あとは関東圏を中心にかなりの出店数だったので、会社が傾く心配もその時点ではなさそうだと感じたところもあります。
リラクゼーションサロンでの仕事をしていて一番嬉しいことは、お客様から直接フィードバックがあることです。
前職の飲食店では、正直いって自分の仕事がお客様に役立っているのかあまり実感はありませんでしたが、施術をした後は良くも悪くも自分に対して直接フィードバックがあるので、自分の成長の糧になります。
喜んでくれればこちらも嬉しいですし、逆に不満をぶつけられることもありますが、それは自分の責任として処理できます。
ほぼ全ての事柄を自分にベクトルを向けられるので、やりがいは非常に感じられます。
想像できなかったことは、お客様が来ないときはものすごくヒマを持て余すので結構苦痛であるということと、人に気をつかうことが多くなったことです。
些細なことがお客様の不満につながるので、神経を鋭敏にし続ける苦労があり結構疲れます。
転職する前に何か改善できないか考えて!
自分の仕事に不満があった時に、それが「自分で改善できることなのか」をまずは考えてほしいです。
新たな業種にチャレンジすること自体は、今時珍しくもないので問題はありませんが、自分の逃げで仕事を変えてしまうとどの業種に行っても同じことが待ち受けていると思うので、自分が何を求めているかをしっかりとかんがえたほうがいいです。

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