ホステスを辞めたかったすだちちゃんさん(27歳・女性・徳島県)が転職した体験談です。
仕事内容 | 徳島のラウンジのホステス(コンパニオン)から建設会社の経理事務に転職 |
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年収 | 400万円から240万円にダウン |
経済的に困って昼間の仕事と掛け持ちで
仕事を始めたのは19才の夏頃でした。
その頃は結婚していて長男出産後でしたが、当時結婚していた元旦那が働いていなくて経済的に困っていたので、昼間の仕事と掛け持ちという形で働いていました。
コンパニオンだけの年収で400万円はありましたが、元旦那のギャンブル癖と浪費癖で毎日の食事にも困るような暮らしでした。
コンパニオンを初めて2年たった頃に離婚しまして、夜の仕事は一旦やめて市役所の臨時職員1本で働いていましたが、生活に余裕はなく毎月の支払いでカツカツでした。
3年間の任期満了を経て生命保険の外交員を始めた頃にまたコンパニオンを再開しました。
毎月の銀行の引き落としなどの支払いを外交員の給料で、コンパニオンの給料を食費や遊興費などに充て、息子と旅行を楽しむことなどができました。
コンパニオンは楽しかったけど再婚をきっかけに辞めることに
不満に思うことなどは特になかったし、コンパニオンでいろんなお店に行けるし同伴出勤した時などのバックもあり、楽しく思っていました。
しかし、再婚をきっかけに辞めることにしました。
再婚してからどうしても人手が足りないということでお手伝いは何度かしましたが、いい息抜きとなっていました(笑)
コンパニオン会社の社長には公私共にお世話になっていたので、送迎時も楽しく、嫌なお客さんの相手をしたときの不満なども聞いてくれて店側からの不払いの賃金も取り立ててくれました。
コンパニオンで良かったし、コンパニオン会社自体も心強くて良かったなと思っています。
不払い賃金があった店のホステスさんたちは給料を下げられたり、本当に給料が払われなかったりで大変そうで、私が勤めていたコンパニオン会社に転職してくることもありました。
残業なし、自宅や保育園も近く車通勤可能な職場に!
再婚を機に、今の会社の経理事務に就くまでは、資格取得のために半年ほど専業主婦として外では仕事はせずに家事と育児と勉強に専念しました。
日商簿記3級を取得後にハローワークに行き、今の会社の面接を受けて採用となりました。
銀行の契約社員の面接でも採用になったのですが自宅から勤務地が遠いことと、家事育児との精神的両立が私には困難かなと思いました。
今の仕事の年収は220万円ですが、今の主人は会社員ですので、不自由なく生活できています。
現在の勤務先は月曜日から金曜日まで、8時45分から17時までで残業はなし、自宅や次男が通うう保育園も近く、車通勤可能です。
長男が通う小学校の行事やPTAにも積極的に参加できるくらい休みは取りやすいです。
次男が体調不良の時なども快く休ませてくれます。
その上、正社員での雇用で毎年、6月と12月にボーナスが2ヶ月分あります。
私はパートでの雇用でもよかったのですが、希望以上に良くしていただいており感謝しています。
まずは資格取得!それからハローワークへ
やはり、高卒で何の資格もなかったので資格を取得するまではハローワークに行くのも不安でしたので勉強しました。
資格を取得してからも次男がまだ幼く、急な発熱や予防接種に健診がありました。
また、長男の通う小学校では今年度はPTA役員を務めているので、休みがちになってしまうことから就職はできないのではないかと不安でした。
しかし、ハローワークの相談員の方からは温かいお言葉で背中を押して頂いたので、しっかり頑張ろうと思いました。
毎日、笑いの絶えないホワイト企業!
朝、8時45分から朝礼が始まり9時から机に向かいます。
事務員が二人なので手分けして事務をします。
朝礼後に何の仕事をどちらがするか打ち合わせをして、銀行や役所等、外に行く仕事は午前中に済ませて、午後からはパソコンで作業します。
毎日忙しいわけではないので、時間がある日は事務所や休憩所の掃除など雑務も行います。
今年の6月まで給料が手渡しだったのですが、銀行振込に変わり、手書きだったのがパソコンでの打ち込みに変わったりなど、やっとデジタルになっているので発展途上なところがたくさんある会社なので、近代文化に寄せて行くところが楽しいです。
また、毎日、笑いの絶えないホワイト企業なので、自分が本当に夜の仕事をしていたのか、あの頃の自分は本当だったのか錯覚することがたくさんあります。
規則正しく、子供に合わせた生活ができてよかった
最初は、アラフォー・アラフィフの方が多い職場でもうひとりの事務員さんもアラ還なので、続くかどうか不安に思うことがたくさんありました。
しかし、昔ながらの守っていくべき習慣や、便利技など(笑)たくさん教えてもらえるので、ここに決めてよかったと思っています。
転職してよかったと思うことは、規則正しい毎日が送れることと子供に合わせた生活ができることです。
夜の仕事をしているときは、毎日使えるお金があり子供が欲しがるものは買い与えてあげることができましたが、今よりも一緒に過ごすことは出来ませんでした。
厚生年金や雇用保険、健康保険にも加入できるし、生活上の不安や、子育ての不安は薄れました。
子供の精神衛生上はすごくいいし、毎日お酒を飲まなくなったし自炊もできるので健康的にも良くなりました。
ただ、なかなか金銭感覚のズレを修正できなくて、財布の中を見て『ハァ~。』とため息をついてしまうことが多々ありました。
毎日のアルコール摂取でストレス発散もできていたのか、ストレスのやり場が分からなくてイライラしてしまうこともありました。
こんなマイナス面を想像していませんでした。
夜の仕事を経験したからさりげない気遣いができる!
夜の仕事の世界は、夜の仕事をしていない・していなかった・かじりしかしていない人にとっては簡単に稼げる仕事だと思われていることはもう間違いないです。
でも本当に厳しい世界だし、夜の仕事を経験したからこそ気遣いなどさりげなくできるようになります。
『見た目が夜の仕事』という印象を与えないように、でも夜の仕事で培った気遣いや上下関係、負けん気などは十分に発揮して、転職先でもナンバーワン目指して頑張りましょう!

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