保険の営業マンを辞めたかったなっちさん(25歳・女性・長野県)が転職した体験談です。
仕事内容 | 来店型保険ショップの営業マンからパチンコ業界のホール店員に転職 |
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年収 | 220万円から360万円にアップ |
最初は事務員だったけど、途中から保険営業に…
知り合いが同じ職場に居て、事務が人手不足だからと誘われ入社しました。
契約社員として最初のうちは事務員をやっていましたが、会社の方針で営業も事務処理を交代制で行うようになりました。
そのため、事務員も生保一般課程、損保の基礎・自動車・火災・障害疾病それぞれの資格を取得させられ、正社員同様、営業をさせられるようになり、なし崩しに保険営業マンになりました。
具体的な仕事内容としては、来店したお客様の保険設計や見積もりを作り契約を取る、契約後他の商品に追加で入らないか等の営業の電話などが主で、それ以外にも、店舗がショッピングモール内にあったので、風船やポケットティッシュを配ったりするのも社員の役目でした。
営業も事務もどちらも行っており、私だけでなく皆てんてこ舞いの毎日でした。
経験年数は2年半程です。
平社員と契約社員は給料カットになって
ただでさえ、営業も事務も、場合によっては販促用のチラシデザインなんかもやらされていて、1人あたりの業務量が多すぎると感じていた為、どちらにせよ時期を見て辞めようと思っていました。
そうしたら、社長から直々に「一人ひとりの作業量が多いから人を増やす」と言ってくれて、これで一安心…と思ったのもつかの間、「人を増やすにあたり全員の給料を20%カット」のお達しがあったのです。
しかも、「全員」と言っておきながら部長・店長クラスの幹部は給料そのまま、平社員と契約社員の給料カットでした。
これには私含め、我慢できず辞めると言い出した社員も多かったですが、それを伝えると社長は逆ギレし「全員自己都合で退職届を出すように」とのことでかなりトラブルになりました。
結局、社長との会話を録音していた社員がいたため、皆会社都合で退職し、失業手当をもらった社員も多かったです。
求人サイトを仕事の休憩中にマーク、帰宅後しっかり確認!
Indeedという求人サイトを使いました。
時期を見て辞めようと思っていたのですが、急な給料カットの話だったので、とりあえず求人数が多いサイトを…と思い検索して、見つけたのがIndeedでした。
本来であればハローワークに行くのが一番だと思ったのですが、仕事が基本日中だったため、辞めるまではハローワークに行けず、他の社員と違い退職後すぐに新しい仕事を始めたかったので、失業手当制度なども使いませんでした。
Indeedはスマホでもパソコンでも見られる上、アカウント登録しておけば両方で紐づけできるので仕事の休憩中などにとりあえず気になった求人をマークし、家に帰ってパソコンでしっかり確認する、という状況を繰り返して探していました。
とりあえずアルバイトでも良いので今と変わらないか、今より月収が高くなるものを選んでいきました。
また、家の事情で平日休みが欲しかったので、サービス業などの土日が休めないかわりに平日に休みがもらえるような所を中心に探していました。
仕事をしながら転職活動、面接日時の急遽変更も…
転職活動中困ったのは、運転免許は持っていたものの車が無く、少し遠い場所だと面接等に行くのに公共交通期間を使わなければならなかったので大変でした。
また、前職を辞める間際で転職活動をしていたので、面接をお願いしていた日に急に保険のほうで自分が担当しているお客様からアポが入り、他に誰も代われない状態だと、休日を返上して出勤しなければならず、面接の日時を急遽変更してもらう必要があり、それが原因で落ちた会社も何件かあり悔しい思いをしたことを覚えています。
基本的には誰でもできる仕事!
転職先のパチンコ店は、普通のホール業務と接客です。
パチンコでご遊戯しているお客様への接客や、台トラブルの解消、景品交換の為カウンターでの対応などです。
基本的には教えてもらえば誰でもができるような仕事で、資格等が必要ないので前職よりは気楽に取り組むことができました。
また、開店前や閉店後の店内の掃除、新台入替時は夜遅く(深夜2時?3時)まで残業があり、新しく来た台を設置したり、店内のPOP、装飾を変更したりとひとつひとつは簡単でもやることが多く、また体力仕事もありました。
私は女なので、そこまでひどい力仕事はありませんでしたが、基本は店内を歩き回ったり、笑顔で接客したりということを続けていく内容です。
ノルマがないのでのびのび仕事ができる
最初はアルバイトとして採用をしてもらったのですが、まず採用をいただいた会社の中で時給が一番高かったのが大きいです。
そして、もちろんサービス業なので平日休みになるという、この2点が自身の希望に一番近かったことです。
それから、ちょうど転職活動中に車を購入していて、店舗が家から10km弱だったので、出退勤時の運転の時間が程よく運転にも早く慣れるかもしれないと思ったのも理由の1つです。
あと、パチンコ店は他にも採用をもらった店舗があったのですが、転職した店は店内に食堂が入っていて社員も賄いとして食事ができることが大きかったです。
よかったことは、前職は営業といっても都会のように歩き回ることはなく、基本デスクに座っての業務が多かったのでやはり太りましたし、腰の痛みなどが気になってました。
けれど、転職してからは一日中歩き回ることばかりなので、体力がついた上、少し体重も落ちスタイルがよくなりました。
また、保険営業のようにノルマなどが無いのでのびのびと仕事ができてよかったと思っています。
満足できなかったこと、というよりは大変だったことかもしれませんが、パチンコ店の営業時間は朝10時から夜22時45分までで、スタッフは朝8時には出勤し、最後に店を出るのは夜中0時、入れ替えなどがあると朝方になることもあります。
当然早番、遅番の交代制ですが、その交代制な為に生活リズムがなかなか整わないことが多かったのが大変でした。
3日間連続で遅番で深夜0時過ぎに退勤し、一日休んで次の日朝8時に出勤…となると満足に睡眠が取れなかったりしました。
いっそ未経験の業種に飛び込んでみて!
私の場合は、全く違う業種に飛び込んで正解だったと思います。
特にノルマなどに悩まされている場合はそういったものが無い業種に行くとかなり心が軽くなります。
資格などを一度取ってしまうと「この業界から抜けるのはもったいない」と思ってしまいがちですが、どうしても自分がやりたい仕事ならまだしも、そうでないのなら、そこは考えなくてもいいと思います。
ここ近年は「退職・転職」に対する考え方も昔とは違い、なかなか寛容になってきているので「短い人生、一番楽しい仕事を探そう!」くらいの気持ちで転職を繰り返してもいいのではないかなと思います。
たとえば仕事のせいで体調を崩したり、気分が落ち込んだり、病気になったりしてまで続けなくてはならない仕事というのはこの世に無いと思います。
同じ職種で同じ目にあったらいやだなと思うくらいなら、いっそ未経験の業種に飛び込んで見ることをおすすめします。

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