ガールズバーを辞めたかった桃香さん(22歳・女性・東京都)が転職した体験談です。
仕事内容 | 渋谷のガールズバーからビューティーサロンのエステティシャンに転職 |
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年収 | 400万円から180万円にダウン |
楽に稼げて遊べる暇もある仕事を探して
高校もろくに行っていなかった私は、卒業してからも短期のアルバイトを続けていましたが、何かもっと楽に稼げて、遊べる暇もある仕事はないかと甘い考えでいました。
そんなとき、タイミングよく友人がガールズバーで働いていて、今新規の子募集してたよということで紹介されて働き始めました。
自分がガラス越しに見られたり、お客様にサービスするということについては全然抵抗はありませんでした。
むしろ、面白いくらい稼げるので、あの頃は遊びまくっていました。
お客さんともアフターにも行き、いろいろなものを買ってもらって私の身の回りにはブランド物のバッグや靴がゴロゴロ転がっていました。
その代わり、親には全く認められず(当たり前ですが)、こんな仕事をしているとは言っていませんがおそらくばれていたと思います。
ガールズバーでは4年間働きました。
エステティシャンに憧れるようになり資格を取得!
疲れた時、ふと立ち寄るエステサロンがありました。
その人はオイルマッサージをしながらいろいろ聞いてきて、最初はうざいなと思いながらも夜の仕事をしていることを正直に話しました。
夜の経験はないそうですが、その人は私の話をとてもよく聞いてくれて、日ごろ仕事で凝り固まった体を丁寧にほぐしてくれて、私はいつもそのまま眠っていました。
普段はエロイおやじたちに見られながらの仕事、エステティシャンという仕事は、女性をリラックスさせてこんなにも幸せな気持にできるんだと思ったらいつの間にか憧れるようになりました。
でも、勉強なんて全然してこなかった私、そのことも担当のエステティシャンに相談しました。
しばらくしてお店を辞め、ためたお金で専門学校に入りなおし、無事にエステティシャンの資格を取りました。
規模が大きめのビューティーサロンに私だけが合格!
私の場合は規模が大きめのビューティーサロンで最初の仕事をさせてもらいました。
無理だろうと思っていたそのサロンに面接に行き、数名の女の子たちと緊張しながら結果を待っていましたが、なぜか私だけが合格でした。
そのビューティーサロンは転職情報誌とインターネットで情報を調べて知りました。
ヘアーもネイルもマツエクも女性の美に寄り添ったサロンでした。
仕事は忙しくて、お給料も今までよりかなり落ちましたが楽しかったです。
心を入れ替えるというと大げさですが、今まで何もやってこなかった自分がやりたいことを見つけて、ちゃんと勉強して視覚まで取れたことが信じられなくて、求めた条件は本当に何もなかったんです。
だからこそ早めに就職できたのかもしれません。
電車で1時間近くかかる場所でしたが、全然気になりませんでした。
彼氏もいませんでしたし、時間的制約もなかったので勤務時間にも特に制限もなく、いつでも働けます、お給料も安くてもいいですという感じだったので採用するほうも楽だったんだと思います。
就職活動では何をどうしたらいいか分からなかったけど…
大変だったことは、正直あまりなかったです。
でも、唯一思い当たるのは、今まで就職活動なんてしたこともなかったので、礼儀知らずで、何をどうしたらいいか分からなかったことです。
真面目に就職活動をしていた友達にいろいろ教えてもらったり、やっとまともな仕事につこうとしている私を親も徐々に認めてくれて、いろいろ助言してくれて悩みは解消していきました。
高校の勉強も本屋さんでテキストを買ったり、教科書を引っ張り出してきて何とかやりました。
好きなことには一生懸命になれるタイプだったらしいです。
早くいろいろできるようになりたい!がむしゃらに頑張った
フェイシャルやボディーのマッサージやトリートメントです。
また、シェイプアップやブライダルエステ、シェービングもやってました。
とにかく先輩にいろいろ教えてもらって早く仕事を覚えていろいろできるようになりたいと思っていたのでがむしゃらに頑張っていました。
私だけ新人ということで安いクーポンでそれ目当てに来るお客さんということにもなんだかくやしい気持ちにもなりましたし。
でも、お客さんから、「良かったよ」と言われたり、話しているうちにぐっすり眠っている姿を見て、自信もつき、この仕事について良かったなって思いました。
夜の仕事に比べて別な意味で体力勝負で疲れますが、人間関係でも何もないとは言えませんがまあまあ楽しいです。
最近では自分指名のお客さんも結構ついてきました。
新たな発見もあり毎日が勉強、いろいろあるけど楽しい!
現在の転職先を選んだ理由は、大きいところで修業したかったというのが一番です。
最初は自分のサロンを持ちたいだなんてそんなこと考えてもいませんでしたし、誰かに使ってもらえるほど楽なことはないと思っていましたからです。
でも、いろいろやっているサロンだったので、自分の仕事以外にもいろいろ覚えなきゃいけなくてそれはそれで大変でした。
メリット
・自分の好きなことを見つけてそれを仕事にできた
・新たな発見もあって毎日が勉強だった
・夜の仕事の時には周りに女性は多くてもみんなライバルだったけど、今は飲みに行くほどの友達もできた
・生活リズムが安定して体の調子も良くなった
・休みの日に遊びに行ったり活動的になった
デメリット
・給料が格段に下がった
・どこかで夜の仕事に戻りたいと思うことが結構あった
・おやじでもちやほやされたいと思ったことがある
・ほしいものが手に入りにくくなった
・中途半端な給料をどう使っていいか、何をしていいか戸惑ってしまった
いろいろありますが、まあ何とか楽しくやっています。
その証拠にいまだに長続きしています。
もうエステティシャンになって5年になります。
下に新人も数名入ってきて、私も先輩と呼ばれるようになりました。
できるだけ早いほうが夢は叶いやすい
一つは、ある程度は真面目に勉強しておいた方が絶対にいいです。
それは、教科書に書いてあることももちろんですが、社会に出ていくためのルールも学んでおいたほうがいいです。
そして、できるだけ早い方が夢は叶いやすいです。
20代前半のうちにはやりたいことをやった方がいいです。
もし、やりたいことがあるのにも関わらず夜の方が稼げると思っているなら、一刻も早くお金をためて夜の世界から足を洗って夢のために動いた方がいいです。
体も楽になります。頑張ってください。
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