ガールズバーを辞めたかったゆーまるさん(23歳・女性・東京都)が転職した体験談です。
仕事内容 | 府中市のガールズバーからIT業界のプラグラマーに転職 |
---|---|
年収 | 500万円から430万円にダウン |
氷河期で就職浪人…大学卒業後もガールズバーで
ガールズバーは大学時代からずっと同じ店で働いていました。
大学卒業時、新卒の就活がとても氷河期だったので、就職浪人の意味合いで卒業後、本業としてガールズバーで働いていました。
仕事は、カウンターの向こうでお客さんのドリンクを作って、おしゃべりするという一般的なガールズバーの仕事内容です。
私が働いていたお店は、カラオケバーのような感じで、カラオケ好きのお客さんが多かったので、デュエットをしたり、アイドルの歌を歌ったりしていました。
お店の規模としては、在籍の女の子は10人程度いましたが、私のように週5で出勤する子は5人ほどでした。
箱も小さく、10人ほどしかお客さんが入れないお店でした。
経験年数は大学時代も合わせて5年です。
希望の企業から内定が出た段階で辞めようと思っていた
ガールズバーの仕事と並行して、企業のインターンシップに参加したりしていたので、希望の企業から内定が出た段階で夜の仕事はやめようと思っていました。
夜の仕事は時給も高いですし、生活していくには十分でしたが、せっかく、高い学費を払って大学まで出してもらった両親に申し訳ない気持ちもあり、 転職活動は積極的に行っていました。
夜の仕事自体は、私は苦痛に感じることがあまりなく、むしろ自分には向いている仕事だと思っていたので不満はありませんでした。
世間体などがなければ、ガールズバーからキャバクラ、スナックなどへのキャリアチェンジも選択肢としてはありだったと思います。
新しい仕事の業界業種はとくに決めていませんでしたが、大学が理系だったので技術職や研究開発職に興味があり、求人が多かったIT業界を狙って転職活動を行いました。
第二新卒の転職活動、面倒見のよい中小企業を探した
第二新卒のハローワークと、リクナビ、マイナビ、エン転職を利用して、転職活動を行いました。
エージェントは利用していません。
まずは大学時代の先輩が働いている会社のインターンシップを受けさせていただいて、プログラマーの仕事を経験させていただき、その後自分で、第二新卒のハローワークや各サイトで企業を探すという流れで活動しました。
夜の仕事しかしたことがなくあまり自信がなかったので、面倒見のよさそうな中小企業を中心に会社を探しており、エン転職が一番、使いやすかったように思います。
年収は、夜の仕事よりは期待していませんでした。
初めは月収20万以上なら良いかなと思っていました。
あとは、東京で一人暮らしを続けたかったので、遠方への転勤がないことも条件にしていました。
当たり前ですが、夜の仕事は社会保険がないところが多いので、そういった最低限の福利厚生が完備されていることも条件にしていました。
面接官からの質問に具体的なエピソードがなく苦労
転職活動では、大学卒業後何をしていましたか?という質問をかならず面接官からされます。
夜の仕事をしていましたと正直にいうのはなかなか難しく、飲食店でアルバイトをしていたと言っていたのですが、具体的なエピソードがなかったので、つっこまれると返答に困ってしまい、想定問答を用意するのに苦労しました。
また大学卒業後にブランクがあることを自分が必要以上に気にしてしまい、自信がなさそうに面接の受け応えをしてしまうことをハローワークなどで指摘されることが多く、悩みました。
IT企業に転職!まずはプログラマーとして
転職先はIT企業で、現在5年目になりますが、入社当時はプログラマーとして、先輩社員が作成した設計書にしたがってプログラミングをする仕事をしていました。
また、新人時代は、システムのマニュアルを作ったり、社内の雑務をしたりしていました。
今はプログラマーからシステムエンジニアとしてキャリアアップしたので、自らお客様のオフィスに出向いて要件定義のフェーズを任せていただいたり、上流の仕事も担当するようになりました。
会社の規模が大きいので、自分で一からシステムを構築するよりも、下流のフェーズは海外に開発を委託することも多いです。
英語はあまり得意ではないのですが、海外のエンジニアとやりとりをする場面もときどきあります。
昼の仕事で体が健康に!友人とも遊べて精神面も安定
中小企業中心で就活をしていたのですが、今の会社は中小ではないが、面倒見の良さは定評があり離職率がひくいということで、ハローワークの担当の方がオススメしてくださり、面接をうけました。
自分なんかが仕事についていけるか不安もありましたが、親会社が私も名前を聞いたことがある会社で安定していそうというイメージもあり、せっかく内定をもらったので頑張ってみようと思いました。
転職して良かったことは、なによりお昼の仕事で生活時間が安定するので体が健康になりました。
夜の仕事だとどうしてもタバコやお酒の量が増え、日中はずっと寝ているので生活が乱れます。
友人とも休日に遊びにいけるので精神面でも安定しました。
満足できなかったことは、収入です。
IT業界は残業が長いのはわかっていましたが、労働時間の割に残業代がつかず、ガールズバー時代よりも節約しなければいけなかったのでせっかく正社員で働いているのに、、、と感じていました。
毎年昇給はしていますが、最近は会社が残業にうるさくなってきて残業代が稼げなくなってきているので、給料が少ないという不満は常にあります。
想像と違ったことは、未経験者がほとんどの職種だったということです。
最初はプログラマーはみんな、工学部卒業のガチガチの理系で男性ばかりだと思っていましたが、いざ入ってみると文系の方が多く、女性も4割程度いて驚きました。
夜の仕事の経験からコミュニケーション能力を発揮!
夜の仕事から別の業界業種への転職は不安も大きいと思いますが、まずは活動してみてほしいと思います。
夜の仕事は誰にでもできそうに見えて、とても難しい仕事です。
私は夜の仕事の経験があったからこそ、今の会社で年配の社員やお客様とのコミュニケーションの取り方を評価してもらえることも多いです。
必ず評価してもらえる部分があると思いますので勇気を出して活動してみて下さい。
プログラマーのような技術職であれば、独学でも技術はある程度身につきますし、早い遅いはないと思います。
むしろコミュニケーション能力の高い人を現場は求めています。
コメントを残す