工場勤務を辞めたかったクロさん(28歳・男性・東京都)が転職した体験談です。
仕事内容 | プレカット工場の事務から人材派遣の人事に転職 |
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年収 | 300万円から420万円にアップ |
派遣社員から正社員に昇格
派遣社員で入社し、プレカット工場での図面のチェック業務を主に行っておりました。
その後、正社員登用され営業、CADオペレーターとの納期管理、工場の工程管理業務、クレーム対応、書類作成などを行いました。
図面チェックではCADから送られる図面を見て、すべて工場の機械で加工可能かどうかや不可能な部分を専属大工で手刻みができるのかどうかのチェックや寸法に不備がないかの確認を行っていました。
営業やCADとは細かく電話やメールでやりとりし、納期の前倒しや変更が可能かどうかのやりとりを工場の窓口として複数ある生産ラインと確認をとりながら行います。
また繁忙期になると系列工場と生産調整を行い、他工場の物件をした。自工場で加工するように調整を行いました。
仕事の重圧から転職を考え始める
生産管理部門として、いきなり責任者となり私の上いた上司が生産ラインの係長と兼務が外れたため、平社員なのに係長と同じ仕事量を任せられ、重圧に耐えられなくなり、転職を考えていました。
また、昇進や、昇給も工場長との仲の良さから決まるのが実情とわかり、不満をもち始めました。
さらに、取締役や部長以上のクラスが来ると決まって飲み会。毎日残業しても終わらない業務がある中で他ラインの同じ階級の人は暢気に飲み会を行う風潮があり、私は常日頃からストレスを多く感じていました。
転職を考え始めたときに、勤務場所では仲の良かった総務の方に相談に乗ってもらい、人事が向いてるんじゃないかと言われたため、人事を第一希望で転職を進めました。
DODAを利用して転職活動を開始
最初はハローワークを使っていましたが、勤務地が宮城県でもかなり外れのほうだったため仙台に通うのも一苦労でした。
不安ではありましたが、DODAとリクルートエージェントの二つに登録し、そこで転職活動を本格的にスタートさせました。主に使用したのはDODAのほうで、担当者と最初に話をし、人事未経験でも面接をしていただける会社をピックアップしていただき、その中でより通りやすそうなものを選んで面接に伺うようにしていきました。
東北にずっといましたが、首都圏で働きたい願望があったので、首都圏で勤務できる会社を希望しました。人事希望ではありましたが、そのほかの業務と兼務や、幅広く活動できる会社があればそちらも受けていました。年収はあげたいという希望は特にありませんでした。
地方というデメリットを感じた
転職活動中はとにかく、移動が大変でした。
学生時代とは違い時間が限られている中でやりとりや面接を行わなければならなかったので地方のデメリットを感じました。
新幹線で朝戻ってきてそのまま仕事に行ったりとかなり疲れはたまっていたと思います。
また会社には隠れて行っていたので仕事中に電話が鳴ったり対応をしていたため、怪しまれてないか不安に感じながら転職活動を行っていました。
決まるまでは黙っていようと決めていたため、早く決めたい一心で転職活動をしていました。
多岐にわたる業務をこなす仕事
今は新卒、中途採用に携わっています。
インターンシップの受け入れ業務や、ハローワーク、転職エージェントとの打ち合わせや交渉を行いますし、自社での就職説明会や合同就職説明会での案内や説明業務が一番大きな活動です。また、入社後のフォローや退職時手続きも行います。
社内向けには評価制度の改定や昇給、昇進面接の準備や実施も行っています。
また労務管理も仕事の一つで残業申請の承認や確認業務、データを集計し、残業の多い部署に赴き現状の確認と対策をたて残業を減らしたり、偏りのないように対策を立てます。
その他、初年度、3年度社員向けや昇進者向けの研修を立案、準備を行ったり、業務が繁忙期の時は経理部の業務をお手伝いなど業務は多岐にわたります。
この仕事について良かったと思える転職でした
勤務地、年収ともに不満がなかったこと、真っ先に内定をいただけたことと「その他の選考を受けた後に返事をくれればいいよ」と優しい言葉をかけていただけたこと、人材派遣業界への興味があったことが大きな理由で決めました。
以前の職場ではやりがいを感じることなく、とにかくスピード感を優先して作業をしていましたが、今の職場ではひとつひとつの業務を考えながらこなすことができ充実しています。
インターンシップなどで大学生などと話をすると自分が就活や転職活動をしていた時の苦しみが思い出され、この子たちには頑張ってほしいなと感情移入してしまいます。
そんな子たちが新卒で入ってきて「インターンではお世話になりました」なんて言われるととてもうれしくこの仕事についてよかったと実感できました。
ただ、業務は多忙で瞬発力が必要な場面も多いので、イメージしていたものよりは忙しく、電話応対、会議だけで1日がつぶれてしまい仕事が進まないこともよくあります。
前職より多岐にわたる業務、スキルが必要とされますが、やりがいがとてもあります。また定期的に出張があるのでそれは個人的な楽しみでもあります。
誰かに背中を押してもらうこともあり
悩んでいるときは、誰かに相談しましょう。
相手は友人でも家族でもSNSでの知り合いでもいいと思います。
一人で悩んでも前には進まないので、一歩踏み出す勇気をもらいましょう。
今は転職なんて珍しくないため、転職したことがその後に不利になるわけでもありませんし、転職することだけではなく、今の職場に留まることを選んでもそれはあなたにとっての大事な一歩です。
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