設計士から土木作業員になった経験談|エンジニアを辞めたい人の転職体験談

エンジニアを辞めたかったmtさん(29歳・男性・香川県)が転職した体験談です。

仕事内容 金型製作の設計士から土木の現場作業員に転職
年収 400万円から200万円にダウン

資格がなくても設計士なれる

大学で機械工学部専攻しており、ものづくりに興味があり資格がなくても設計士なれるという事で車の樹脂部分を量産する金型製作所に就職しました。

入った当初は、現場の組み立て作業でどんなものか目で見て触って覚えることを半年行いました。

その後、似ている作りの設計図を元に、先輩方から指導を仰ぎながら金型に組み付ける部品の設計図を作成しはじめました。
慣れてくると全体の組み付け図や、断面図などを描き方を教えてもらい、本格的に3DーCADを使用して図面の元となる3Dデータの作り方を学びました。

結局、3年の年月をかけて、1一人で設計出来るまでになりました。
その後、2年間業務に取り組んでいましたが、入社して5年で、退職する形になりました。

見捨てられ無視をされるまでに

元々、体育会系がベースだった私でしたが、細かい一つ一つの作業が苦手で、記入漏れや書き忘れなどが退職するまで直すことが出来ず、自分に対して自信を失った結果、ほとんど会話もしないような無口な性格に代わっていました。

一人で設計をはじめた2年間は、ミスをすれば当然怒られ、対策書や反省文を書き、身元不明なミスも擦り付けられる、そんな時間に時間を取られ残業をするも納期ギリギリで次の作業工程に渡す、そんな毎日でした。

そんな私に対して、どうにか悪い部分を良くしていこうという試みで、毎日の日記、毎日のスケジュール作成、本を毎日読んで読書感想文の提出ということを私だけ行うことになりました。

しかしながら、頑張りとは反対にミスは増加した結果、最終的には見捨てられ無視をされるまでになりました。

怒られるたびに、自信を失い、恐怖を覚えて、頭がパニックするようになったのも、見捨てられた原因でもあります。
そういった経緯で、自分の仕事の出来なさに嫌気が差し仕事を退職しました。

以前とは全く違う業種へ転職

地元から離れた会社に勤めていたので、いつか地元で働きたいという思いもあり、一度実家に帰ることにしました。
地元のハローワークへ行ったり、知り合いの会社を見学したりして就職先を決めました。
リクルートなどの転職サイトも登録したのですが、不思議と面接まで行こうとは思いませんでした。

それは基本的に前職を生かした会社の紹介が多く同じような業種だと、また同じことを繰り返してしまうのではないかと考え違う業種に入りたいと考えていた事が大きいと思います。

また条件を付けて転職先を探しました。
デスクワークと肉体労働のどちらも使う仕事で実家から通える距離に職場があることです。
また金型設計以外の仕事であることで流れ作業でないことです。
最後に、給料は、少なくてもいいので、休みが多いことです。

家族のことを考え早めの転職

私の転職活動期間は、1か月と比較的に短かったと思います。

初めは、失業保険をもらって転職先のことを考えようと思っていましたが、地元で噂になるとすぐに広まってしまい親に迷惑がかかると思ったので、早めに転職しようと考え直しました。
ですが、どこに行っても同級生や先輩後輩がいて今思い返すと少々恥ずかしいことをしていたと感じます。

転職先の候補としては、小さな企業や担い手のいない個人業をメインで探しました。
地元の特産品を作るところから売るところまで、すべてに携われる会社や漁師、企画営業会社などに見学を申し込みました。

仕事は体で覚えます

今は、土木施工の会社に就職しています。
草刈りや、秋は災害や地滑りなどがあったところの修繕工事をします。
大きな道路の工事は、いまだにしたことがありませんが小さな仕事を数多くこなす会社です。

仕事をもらうための入札や施工図面作成、提出書類作成などは、パソコンを使っているのですが、若い作業者がいない為、私の仕事になっています。

雨の日は、休みまたは、デスクワークを行い、晴れた日は、工事現場で仕事をしています。
仕事の教え方は、独特で資格を取れるように施工管理技術検定用のテキストを渡されてそれを読みながら、工程の仕組みや成り立ちを説明してくれます。
後は、体で覚えなさいという至ってシンプルです。

上下関係は、厳しいのですが、うだうだ説明されたりなどが無く、またある程度のアバウトなところもありストレスを感じたことがありません。

デスクワークばかりしていたツケが、体力でした。

なぜ土木をしようと思ったのかですが、まず転職先に求めた条件にぴったりだったことが第一です。
土木工事は道を歩いていると比較的に目についていたので、もっとこうすれば効率がいいのに、土木専門の機械を自分で作れないかと日ごろから頭の中で妄想を描いていた為、転職活動中一番に見学に行きました。
決め手は職場の雰囲気がとても良く、同じ土木業の会社と比較しても楽しそうに作業をしているところを見て決めました。

とりあえず、ヘトヘトになります。
なんせ若いというだけで力仕事は私に降りかかってくるからです。
始め内は朝起きると体が筋肉痛で動きませんでした。
帰ると乳酸が溜まって体が重くお風呂に行くのがやっとでした。
思っていた以上の肉体労働で、夏の草刈りは熱中症になるのではないかと思うほどで予想をはるかに超えていました。
慣れてきたと思えば、次の現場に変わったりしてガッカリしたこともあります。

しかしながら、土木以外でも実は会社に収入がある会社だったので、雨の日は休みで土日は完全に休みという出勤日数は比較的少ない為、資格の勉強をする時間もあり、親孝行も出来て休日遊びに誘ってくれる先輩もおり、とても有意義な生活を送っています。

 

動くか動かないかの違いです

以前の私は世間でいう、仕事が出来ない上に勝手に鬱になる使えない人材でした。
しかし、不思議と職場や住む場所が変わると、自分が生まれ変わったかのように、今まで隠れていた自分を出すことが出来ました。

業種が変わっても、やっていることは、延長線上のように変わりません。
業種なんて、関係ありません。

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