栄養士を辞めたかったraraさん(23歳・女性・京都府)が転職した体験談です。
仕事内容 | 給食会社勤務の管理栄養士から調剤事務に転職 |
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年収 | 250万円から100万円にダウン |
病院食の提供、早番で朝5時作業開始が多かった
大型病院の病院食の提供をしていました。
食数は300食弱くらいで、食種は常食、軟菜食、妊産婦食、減塩食、タンパク質コントロール食、エネルギーコントロール食、小児食、軟軟菜食、易消化食、嚥下食など大きく分けて12,3種類あるようなところで働いていました。
入社してすぐの主な仕事は、現場での仕事で、盛り付けやフルーツのカット、簡単な調理作業などでした。
慣れてきた頃に、配膳チェックを行ったり嚥下食を作ったりするようになりました。
半年くらい経つと、現場での仕事から事務所での仕事に変わり、アレルギー対応食の作成や、食札準備、消耗品の発注などをするようになりました。
自宅から職場までが近かったため、早番担当で、朝の5時には作業を開始している日が多かったです。
結婚で地元を離れることになり、転職することに
下積みとして就職したので、入社する前から一年くらいで給食会社はやめようと思っていました。
それと、結婚で地元を離れることになったので、その時期を合わせて転職しようと思ったのが一番大きな理由です。
それとは別に、この会社で働いていてとても働きにくかったことも理由の1つです。
先輩栄養士(事業所のチーフ)は仕事ができず、病院側の栄養士さん、現場の調理師など、様々な人に迷惑をかけるようなチーフでした。
しかも、迷惑をかけても改善されず、次第に現場の調理師がチーフの悪口を言うようになり、雰囲気も悪くなっていくのがとても嫌だなぁと思うようになりました。
さらに上の上司も現場のことを全然考えていないような上司で、この会社はダメだなと思ったこともありました。
早番はなく17時半には帰れることを第一条件に
初めは栄養士職での転職を考えていたため、栄養士職や医療系の転職に特化した転職サイトをよく見ていました。(サイト名は忘れてしまいましたが。)
引っ越し先の住所が決まってからは、そこの地元のハローワークに通うなどもしました。
その後、栄養士職だけに縛られず、もっと幅を広げようと思うようになり、それ以降はIndeedやエン転職、マイナビ、また新聞に挟まれている求人のチラシなどを見ていました。最終的に今の職場に決めたサイトはIndeedでした。
前の職場が早番で朝が忙しかったため、早番は無く、17時半くらいには帰れるということを第一条件としていました。
それと、土日祝日が休みで平日出勤であること、産休・育休など女性ならではの事情にしっかり対応してくれる会社というのが条件でした。
管理栄養士の資格を活さないのはもったいない
一番悩んだことは、大学の4年間栄養学を学び、猛勉強をして手に入れた管理栄養士の資格を活かさないということはとてももったいない事だという事です。
資格手当も出ない分給料も少なくなるので、そこが悩みでした。
また、引っ越し先周辺で、私が思っていたやりたい仕事がなかなか見つからなくて、毎週ハローワークに通ったり、沢山の転職サイトを比較したりするのが大変でした。
引っ越し先の地元の方に協力もしてもらったりもしました。
調剤事務の仕事、慣れるまではとても大変だった
今は調剤事務の仕事をしていますが、主な仕事はレセプトの請求、処方箋の受付、薬剤師の先生の手伝い、お会計、その他の雑務などです。
今勤めている職場は、調剤薬局の中でもかなり患者様が多い薬局のようで、特に午前中がとても忙しいです。
処方箋を受け取った順番に、レセコンに入れていくのですが、慣れないうちは薬の名前が分からず、処方箋を見慣れるようになるまではとても大変でした。
処方箋にバーコードがついているものは、バーコードを読み込むと全て勝手に入力がされ楽ですが、バーコードの無い処方箋は全て手入力をしなくてはいけないので、ミスも多かったです。
患者様が多い時間帯は処方箋がたまり、とても焦ってしまう時もありました。
肉体的に楽になった!薬のことも徐々に分かるようになった
自宅から近かった事と、薬について少し興味を思っていたので今の会社にしようと思いました。
また、ドラッグストア併設の調剤薬局なので、ドラッグストアの物が社割で買えるというのもいいなと思ったのも今の会社にしようと思った理由の1つです。
この仕事に転職して良かったことは、肉体的に楽になったことです。
前の職場では朝早くから夕方まで、時間に追われながら盛り付けをしたり、配膳をしたりしていたので、肉体的にも気持ちの面でもかなりしんどかったです。
今の職場でも患者様が多い時は早くしないと、と焦ってしまいますが、肉体的にはかなり楽になったので、転職して良かったと思います。
また、薬のことも徐々に覚えてきて、この薬は血圧の薬など分かるようになっていくのが面白いです。
薬剤師さんの話を聞くことで、市販の薬のことも分かるようになるので、友人や家族にこの薬はこういう薬だよ、この薬とこの薬の違いはこうだよ、と教えてあげられるようになりました。
あまり満足できなかったことは、忙しい時間帯がある一方で、とても暇な時間もあることです。
私の性格上、肉体的にしんどいのは嫌ですが、暇な時間があるのは、それはそれで辛いものがあります。
全く違う職種に就き経験値が上がった!
元々の仕事と違う事をするのはとても勇気のある事だと思います。
特に資格を生かせる仕事をしていた方にとっては、私のように、その資格を生かせなくなることが辛いと感じたりもったいないと感じたりする思います。
しかし、全く違う職種に就き、こういう仕事もあるんだなと思うことで自分の知識が増え、経験値が上がったような感じがとても嬉しく感じられます。
迷っている方は是非、トライしてみてほしいと思います。
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