いばらの道でしたが販売の仕事に就けて幸せ|栄養士を辞めたい人の転職体験談

栄養士を辞めたかった緑魅しさん(29歳・女性・福岡県)が転職した体験談です。

仕事内容 福祉施設の栄養士から美容関係の販売員に転職
年収 250万円から280万円にアップ

福祉施設で調理業務300食を3人体制で!

福祉施設で主に調理業務を10年間していました。
詳しい仕事内容は下処理から調理、配膳、洗浄をしていました。

食数は300食で一食を3人体制で作っていました。
行事食、特に正月のおせち料理の時は特に大変で盛り付けなどは特にぎびしかったです。

また温度管理や異物混入などの衛生面にも特に注意しなければならない環境でした。
調理だけではなく院内の委員会にも参加しなければいけなく、それを栄養課に持ち帰り話し合わなければいけませんでした。

また新人指導などしなくてはいけなかったので自分の仕事をしながら教え上司に報告し今後の仕事配分なども考えなけらばいけませんでした。
管理栄養士の勉強も休憩時間や退職後にも上司の前でしなければならない環境でした。

仕事内容は調理師と同じ…やりがいを感じない

短大卒で栄養士として働いていました。
しかし、やりがいを感じることは一度もありませんでした。

仕事内容は調理師と同じで現場の栄養士と思っているのは当の本人だけでした。
学校に行って勉強してきたのに残飯処理や寒い冬に冷たい水を触り手荒れや不規則な生活のため肌がボロボロになる日々でした。

そして一番つらいのが人間関係でした。
女性だけの職場ということもあり噂話やいじめなど中学生のような幼稚なことを自分の母親世代またはその上のベテランスタッフがしているのを目の当たりにしたことです。

楽しいと思った事もやりがいを感じたことも一度もありません。
ただ生活のため折角資格をとったからという理由だけで働くのに疲れて退職を決意しました。

紹介できる案件はないと言われ、存在価値の低さを痛感

転職活動は転職サイトやエージェントを使いました。
リクナビやdodaマイナビとハローワークです。

dodaでは電話面談で話し求人をメールで送ってもらいましたが、紹介してくれた仕事はハウスキーパーなどのお仕事ばかりでした。
リクナビは紹介できる案件はございません。と送られてきました。

自分の存在価値の低さを痛感させられました。
ハローワークに行くと最初は親切に対応してくれましたが、だんだん迷惑そうな顔をされ行くのが億劫になりました。

結局マイナビで自分で探し始めました。

転職先を探した際には人と接する仕事で栄養士として働ける環境で探し始めました。
また収入も前職より多めで調理業務なし転勤なしでの条件で探し始めました。

しかし転勤なしで探すにはハローワークなどが一番探しやすいと思います。

40社受けて面接に行けたのが4社とかなり苦戦

転職活動はかなり苦戦し精神的に追い詰められました。
受けた企業は40社です。

その中で書類選考で落とされるのがほとんどで面接に行けたのが4社です。
面接では人格否定の発言やあからさまに馬鹿にしたような態度を取られたりしました。

また、女性などで今後の結婚出産などの話もされ、そこは大丈夫だと答えても、いいようには取ってもらえないことが多かったです。
面接というより説教をされることありました。

年齢や今後のことを考えると若い人ばかりの職場は避けました。

販売の仕事になりお客様との会話が楽しい!

そこでの仕事は主に販売のお仕事です。
商品を覚え棚割りや陳列方法を考えたり祭事などのセット販売を考えたりしました。

毎日のルーティンというよりいろいろ考えて自分の考えを上司に提案し実行したりするので、やりがいを感じれました。
そして何よりお客様との会話が凄く楽しかったです。

世間話もありますが、やはり商品やその他の知識も独自で勉強しお客様にお伝えし喜んでもらえました。
また、出張などで他店の応援や新しい商品が出たら勉強会などもありました。

他社商品にも目を光らせ他社との差別化などもスタッフ同士で話し合うことも仕事の一つです。
また接客方法や販売方法などもスタッフや上司と話し合うこともあります。
また電話応対やクレーム処理などもします。

接客がしたかったのですごく満足!

今の仕事に決めたのは栄養士という資格や知識が生かせたからです。
そして自己PRで書いた内容を細かく覚えてくれ私という存在に興味を持ってくれました。

今までの経験やそこで得たものを評価してくれ受け入れてくれたのが一番の決め手です。

接客がしたかったので凄く満足しています。
しかし、お客様にもいろんな方がいるので傷つくこともあります。

そして、やはりスタッフ同士仲は良いのですがお客様の取り合いや仕事の取り合いになることもあります。
ノルマもあるため売れない日々が続くと厳しくなるので、そこはやはりプレッシャーを感じることもあります。

しかし、栄養士のようなあまり外部の人と関わることのない仕事より遥かに楽しいのが一番です。
そして色んな方との出会いが増えました。

お客様も自分の顔を覚えてくれ会いに来てくださる時や以前の会話を覚えてくださる時は嬉しく感じます。
何よりありがとうと言われるとやりがいをダイレクトに感じることが出来るので続けていく力になります。

また見られる仕事のため自分磨観にもなり以前より若々しくなったと周りに言われるようになりました。

異業種に転職は難しいけど諦めないで!

異業種に転職は難しく心が折れることが多いですし簡単なことではなかったです。
転職自体、即戦力を求められるため最初から諦めてしまいがちですが、前職で得た経験の中で自分では気づいていない経験や得たものは必ずあるはずです

諦める前にもう一度考えてみてください。
私が転職活動を始めた際、ハローワークの方に言われた言葉は、「いばらの道ですよ」でしたが成功しました。どうなるかわかりません。

緑魅しさんの転職満足度
5

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です