専門職から一般職に転職で残業がゼロに!|デザイナーを辞めたい人の転職体験談

デザイナーを辞めたかったゆきこさん(34歳・女性・福岡県)が転職した体験談です。

仕事内容 ゲーム会社のグラフィックデザイナーから自動車関係会社の事務職に転職
年収 250万円から220万円にダウン

絵を描くのが好きで、グラフィックデザイナーに

絵を描くのが好きでしたので、ゲーム会社のグラフィックデザイナーに応募し入社しました
元々は趣味で絵を描いていて、営業職の後、化粧品会社の自社商品のチラシやDMのデザイン業務等を3年ほど経て、ゲーム会社のデザイナーとして働くことになりました。

2Dのイラスト制作業務をメインに採用されたのですが、中小企業でしたので、その後ゲームエフェクトや動画の作成、Unityを使用したアニメーション作成、素材の組み込み、3Dゲームのモーション作成等、様々な業務に関わらせて頂きました
全く使ったことのないソフトを使用して、1人で案件を担当し、製品をリリースまで持っていくこともありました。

比較的新しくて小さい会社でしたので、先輩にもそのような案件を担当した経験がない、ソフトを使用したことがない、というケースが多く、本やネットで調べながら、原因不明のエラーに悩まされつつ、なんとか作り上げていくことも多々ありました。
人間関係は、上司と部下・先輩後輩の垣根が低く、上下関係も厳しくなかったので良好だったと思います。

ゲーム業界はほかの業界に比べると新しく、若い人や型にはまらない人が多い業界ですので、お歳暮やお中元等の文化もなく、制服もなく、仕事中に音楽を聴いていてもよい、という感じで、堅苦しさはありませんでした。
5年間勤務し、色々苦労もありましたが、スキルとしては現在も役立っているので、良い経験になったと思います。

体力的に厳しかったため、業界を変えることを決意!

残業や休日出勤が多く体力的に厳しかったのが、転職しようと考えた理由です。

元々、人数に対してこなさなければならない物量が多く、人が急に辞めた時や、納期前など、平日は午前10時~午前2時まで働き、土日には翌朝の8時まで徹夜して働いていました。
それから、帰って寝て、やっと洗濯などのしなければならない家事を終え、また月曜日出勤する、ということが半年ぐらい続きました。

デザイナーはほぼ女性で、生理が止まったり、高熱で倒れたりと、一緒に働いている人たちが体調を崩し、次々と辞めていきました
なので、自分もこの仕事を50~60歳の定年まで勤められるか、と考えた時、その前に倒れるだろうし、無理だと感じました。

会社に業務体制の改善を訴えましたが、残念ながら改善のための具体的な対策などは何も講じられませんでした。
他社の話を聞いても、ゲーム業界は業界自体が大体忙しく、納期や修正に関して下請がクライアントに物を言える立場ではないことが多いそうです。

他の会社に転職したとしても、業界が同じであれば改善の望みは薄いのではと考え、転職に際して業界を変えることを決意しました。

希望は、できるだけ定時で帰れて、暮らせる程度の給料があるところ!

ゲーム会社に入社した際もハローワーク経由で応募したので、基本的にはハローワークをメインに転職活動を行いました
地方の中小企業はまだまだハローワークを重視して求人を出す企業も多いので、登録していて損はないと思います。

その他、「マイナビ転職」「エン転職」などの転職サイトにも登録して活用し、転職サイト経由でも2件ほど内定を頂きました。
そこにしかない求人も多いので、ハローワークに加えて、転職サイトも数社使用していた方が、情報がよりスムーズに入手できると感じました。

今回は専門職から一般事務職へ転職しよう、という事を最初から決めていましたので、クリエイター等の専門職をメインに扱う転職サイトは使用しませんでした。

求人票で重視したのは、「残業の有無」「年間休日数」「暮らせる程度の給与があるか」です。
時間外業務の多さで健康を損なうことを危惧して辞めたので、できるだけ定時で帰れるか、休みがどれだけ取れるか、を一番気にして選びました

給与は贅沢をせずに暮らせる程度あればよく、ボーナスがあるよりきちんと休める方がいい、と考えました。
副業も始めようと思っていたので、ボーナスなどの分は自分の仕事で稼げばいいと思ったのもあります。

面接の際にも「前の会社で体を壊す恐れがあって辞めたので、健康に長く働きたいと思っている」ということを伝え、「残業や休日出勤がどのくらいあるか」を確認しました。

他業種への転職では、実務経験前提の求人に応募できない

34歳での転職でしたので、年齢的にもある程度スキルを求められるのですが、他業種への転職では専門職で得たスキルを直接活かせることが少ないことが少し悩ましかったです。
事務職に転職しようとすると、事務職や経理での実務経験や、簿記資格の有無、などを求められることが多いので、実務経験前提での求人には応募できませんでした

もっとも、実務経験前提での応募が多いことは、専門職に転職した時も同じでしたので、地道に数を探せば入れる会社があり、そこで経験を積んでスキルを磨き、必要になったらまた同業種で転職すればいいと考えていました。

一般事務職だけど、前職のデザインスキルを活かせた!

お客様から受けた注文を伝票等に記入したり、売上や仕入の帳簿をつけたり、商品発送の手続きをしたり、などが主な仕事です。
その他、商品についての簡単なチラシを作成する業務を行っています。
会社としてはデザイン業務のスキルがあるので、採用したそうです。

一般事務職でも、自社でチラシや営業職が使用する資料などの作成業務がある会社はそこそこあります
デザイナーで働いていた方は簡単なデザインスキルを求めている会社でスキルを活かして働き、事務や経理が未経験であればそこで学んでいく、という形の方が働きやすいのではないかなと感じています。

重宝されるスキルがあれば、新卒の方より事務スキルが下でも、落ち込むこともないです。

決め手は、土日祝が休みで残業が全くないこと!

土日祝が休みで、残業が全くない、と言われたことが、この会社に転職を決めた理由です。
面接で残業が全くないと言われて信じられなかったので、試用期間で様子を見て、サービス残業などを強要する雰囲気があれば、正社員登用の前に辞めて転職活動を続けようと考えていました。

良かったことは、残業が全くないことです。
残業代も出ないのですが、その代わり残業もない、ということだったので、この会社への入社を決めました。

本当に入社以来、毎日定時に帰っています
先輩が、絶対サービス残業などしない、という考えの方なので、帰りやすい雰囲気があるのも助かります。

休みも土日祝あり、有給休暇も取得できます。
古い会社なので、理由のない有給取得はあまりいい顔はされないこともありますが、取得できないということはないです。
また、会社行事や飲み会もほぼありません。

あまり満足できないことは、古い会社なので上の方の頭が固いということです。
考え方が古く、あまり新しいやり方を柔軟に取り入れていく感じではありません。
歳が近い先輩はそんなことはないので、人間関係自体は問題があるというほどでもないと思います。

想像と違ったことは、労働契約書を交わすことを知らなかったり、健康診断を実施していなかったりと、会社の義務において行わなければいけない部分がけっこう雑だということでした。
どうやら知らないだけらしく、こちらから持ちかけたり、書面を用意したりすれば拒否はされず、普通に受理されることが多いので、ブラックというほどではないかなと思っています。

時間の余裕のある一般職に転職し、スキルは副業として

私のように「同業種で転職しても、業界全体の風土に問題があるので改善が難しい(時間外労働が多い、賃金が少ないなど)」場合、時間に余裕のある一般職に転職されて、スキルを活かして副業として自分で仕事を請け負う、などのスタイルに切り替えた方がいいかもしれません

資金や人脈がある程度あり、退職後すぐ起業できる方や、フリーランスになってすぐに仕事がもらえる方は、転職しなくても良いかも知れませんが、自営業になると年金・国保等税金の問題や、確定申告のために煩雑な事務処理も行う必要があります。

ゆくゆくは起業やフリーランスを目指すにしても、軌道に乗るまでは雇用されていた方が、生活や保障の面で安心だと考えています。

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