保育士を辞めた後の転職先は?一般企業への転職を成功させる方法

保育士からの転職

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子どもの命を預かる大切な仕事である保育士。

しかし子どもの成長のサポートやケガせず過ごせるように見守るほか、保護者への対応や事務仕事も多く、責任や業務の重さで離職を考える人も少なくはありません。

保育士を辞めて別の業界・業種に転職するには、どうしたらいいのでしょうか。

元保育士6人の体験談・口コミも紹介しながら、転職を成功させる方法・コツを解説します。

保育士の転職理由は「人間関係」「業務量」が多い

保育士を辞めるのはどんな理由なのか、辞めたいと思ったきっかけはどんなものなのか、6人の転職理由を調べてみました。(複数回答)

1位 人間関係 4人
2位 残業時間が長い/業務量が多い 3人
仕事が向いていない/不満がある 3人

20代女性

女の職場で、主任から陰湿な嫌がらせもありました。主任に気に入られないと、他の人と同じだけ残業していても3時間などにされていました。誰も文句を言えないこともおかしいと感じたからです。

20代女性

勤務年数の長い保育士だらけでうまくとけこめませんでした。仕事内容も指導もしてもらえず、聞いてもごまかされてしまうので、自分で調べて必死で準備しました。

最も多かったのが「人間関係」。寄せられたエピソードを見ると、理不尽な扱いを受けたという人が少なくありませんでした。

同じ職場で働いているのに、これでは出勤するのも苦痛になってしまいますよね。

30代女性

子どもからはなめられ、保育士には向いていないことを実感して辛かったです。持ち帰りの仕事も多く、疲労が溜まっていました。

20代女性

残業時間が長い上に、休憩は取れて10分。有休も取れませんでした。他の先輩が残っていたら帰れない雰囲気もキツかったです。

また実際に保育の仕事に就いて適正がないと感じた人や、業務量の多さに疲れてしまった人もいます。

体力的にも20~30代はついて行けても、難しさを感じることもあります。

他にも、仕事内容や方針に不満がある、やりたいことができないといった声も寄せられました。

一方、他業界でよくある「給料が低い」といった理由で辞めた人はいませんでした。

保育士を辞めた人の転職先は?事務職が人気

専門職としてニーズのある保育士ですが、そこから別の職種にはどのようにして転職を成功させたのでしょうか。次に選んだ転職先についてまとめました。

事務職の転職成功例

20代女性

整形外科の受付事務です。面接では本当に「普通の休日」が欲しいと話しました。そのぐらいの休日ぐらい当たり前に取れますよという反応だったので安心できました。

20代女性

製造会社の一般事務です。経験不問のところを選びました。パソコンは使えますが、事務ができるスキルはなかったので、最初は簡単な仕事から与えてもらえる企業を探しました。

一般企業の事務職は未経験でも比較的就きやすい仕事です。

また残業が少なく、生活リズムが安定する職場も少なくはない職場も多いので、この点を重視する人がいました。

保育の仕事から転職すると、面接で「子どもが好きなのになぜ辞めたのか」と聞かれることも多いようです。

中には「悪い印象を持たれないか悩みながら、正直に休憩時間がないことを話しました」という人も。

次こそはちゃんと休める他の業界がいい、転職に失敗したくないのであれば、しっかり伝えてみるのも手ではないでしょうか。

職業訓練校に通って転職した成功例

30代女性

PC科目を専攻し、WEB関連の講義も入っていたのでWEBデザイナーに。経験はありませんでしたが、保育士をしながら趣味で作っていたウェルカムボードや居酒屋のメニュー表などをファイリングし提出しました。

デザイナーと言えば、しっかり学校で学ばなければなれないと考える人もいますが、個人で作成していたものをポートレートにして面接に持っていく人も。

幼稚園や保育園で制作したものの写真を入れるのも手ですね。

ほかには

  • 派遣で大手化学会社で顕微鏡を使っての目視検査業

  • プロバイダーの電話営業

  • 携帯ショップの販売員

に転職した人がいました。ほとんどの人が派遣社員や契約社員ではなく、正社員として採用されています。

相談するなら「就職Shop」がおすすめ

保育士からまったく別の職種への転職は、なかなか苦労することも多いのが事実です。

早めに転職先を決めたい場合、未経験でも歓迎の会社や仕事に狙いを定めて転職活動する方法があります。

そんな場合におすすめの就職相談サービスが「就職Shop」です。

就職Shop」は、リクルートが運営している就職相談サービスです。
若い人向けというのが大きな特徴で、すでに10万人以上の利用者がいます。

就職Shopの特徴
  • 未経験でも正社員として就職できる企業8,000社以上から選べる
  • 書類選考なし
  • 面接対策やセミナーで就職をサポート

転職の経験がない人にとっては、面接対策などいろいろ相談できてサポートしてもらえるのは安心ですよね。

面接に応募する前に、どんな会社なのか、どんな仕事なのか話を聞けるというのも、普通の転職サイトにはないメリット。

営業から事務、企画、技術職まで幅広い職種の募集があるので、「おもしろそう!」と感じる仕事もきっと見つかるはずです。

マイペースで転職活動するなら「リクナビNEXT」

リクナビNEXT

リクナビNEXT」は、780万人以上が登録している日本最大級の転職サイトです。

特徴は、5,000件以上というたくさんの求人から自分のペースで仕事を選べること。
しかも求人の大半は他の転職サイトで掲載されていない求人なので、リクナビNEXTは必ずチェックしておかないと条件の良い求人を見逃してしまいます。

また、すぐに辞めるつもりがなくてもリクナビNEXTには登録しておくのがおすすめです。
それは、企業からのスカウト機能があるからです。

しっかり自己PRした履歴書を登録しておけば、企業から直接オファーが来て、すぐに転職が決まるかもしれません。

ハローワークでの仕事探しがおすすめできない理由

いろいろな人の口コミを募集してみて、ハローワークで就職活動をする人が今でもたくさんいることは本当に驚きでした。

最初からハローワークで仕事を探すのは、あまりおすすめできません。

なぜなら、ハローワークはどんな企業でも無料で求人募集を出せる分、「安心して長く働ける企業」「人気のある企業」がとても少ないからです。

リクルートなど民間企業が運営している求人サイトや就職相談サービスでは、企業が求人募集を出すのに安くても数十万円の費用をかけています。

それは逆に言えば、「人材採用にお金をかけられる企業」「規模が大きな安定企業」が多いということになるのです。

民間の求人サイトやエージェント、就職相談サービスを利用した方が、希望する求人に出会える可能性ははるかに高いです。

求人サイトを見ても仕事の募集が全然ないほどの田舎なら選択肢としてありですが、ハローワークは基本的に、どうしても仕事が決まらないという場合に利用する「最後の砦」として考えるようにしましょう。

保育士からの転職で年収はどうなる?

保育士からの転職前後での年収を比べてみました。

年収アップ 2人
ほぼ変わらず 1人
年収ダウン 3人

50万円年収がアップした人がいます。保育士から転職して給料が上がることは十分に見込めそうです。

一方で、340万円から96万円に減ったという人も。

ただ彼女は派遣社員として働いており、「まったく贅沢はできない生活でしたが、人より物相手の仕事の方がずっと精神的には楽であること実感しています」と満足しています。

以前より給料が下がっても、今後の人生を進む一歩が踏み出せるのであれば、それはお金には変えられない価値のある変化ではないでしょうか。

保育士を辞めてよかったところは「仕事が楽しい」

転借サイトや転職エージェントを使って別の仕事に転職した人が、実際によかったと感じているポイントをまとめました。

仕事が楽しい

30代女性

興味のある洋服の販売でしたので、仕事内容も作成など楽しいし、社割があり試着も出来るのでラッキーだと思っています。

20代女性

ほぼ残業はなく、休憩も交代で自由にはいれます。別の店舗にヘルプで行ったり、たまに社長の雑用の手伝いをしたりすることもありますが、それも気分転換にちょうどいいです。

一日中子どもと向き合い、その後は事務作業と向き合う保育士から転職して、楽に働けるようになったという声が多く寄せられています。

また「パソコンでの仕事なので、立ってあちこち回るという事もなく、ゆっくり自分のペースで仕事ができます」「帰る時間も一定、残業もないので家の家事もちゃんとできるようになりました」と自分のペースで働けるようになったという声も。

職場環境がよくなった

30代女性

会社の社員の方が皆さん、フレンドリーで派遣社員にも差別することなく食事に誘ってくれたり、飲み会にも参加できるし、一緒に休日は出かけたり楽しいです。

20代女性

排泄物の処理などが日常の保育園と比べると天と地ほどの差。女性ばかりの職場とは違い雰囲気もよかったです。何よりトイレに行きたい時に行かせてもらえる!

転職して良好な人間関係の中で働けて嬉しい、という人や、「トイレに行けるのが嬉しい」という人も。

保育園は1人担任だとトイレも行けずに、年中膀胱炎になっていたという声も上がっています。

人間関係の面、衛生面、休憩が取れるといった点で職場環境が改善されるととても働きやすくなりますよね。

向いていないと思ったら、無理せず転職!

保育士は、侵入者がきたら自分の身を呈して守らないといけない危険な職業です。また何かあったら業務上過失致死に問われる大変な仕事です。

体力も必要になるため若いうちは何とかやっていけても、限界を感じる人もいます。

継続は力なりとはいいますが、自分に合わない環境に長く居続けるのはつらいですよね。

自分の人生これでいいのか、自分で思い切って決めることも大切ではないでしょうか。もし、苦しい、泣きたい毎日であれば、年度途中でも転職をおすすめします。

転職は迷うと思います。でも、嘘のない気持ちを持って勇気を出して1歩踏み出すのも新たな自分が見られる最大のチャンスです。

いつか転職することを考えているなら、思い切って早めに行動しましょう。

悩んでいるうちに年齢が上がって、少しずつ転職しにくくなってしまいます。

未経験の仕事への転職は、若いほど希望に合った条件で転職しやすいので可能性が広がりますよ。