保育士を辞めたかったNさん(25歳・女性・青森県)が転職した体験談です。
仕事内容 | 保育園の保育士から携帯ショップの販売員に転職 |
---|---|
年収 | 300万円から200万円にダウン |
保育課の短大を卒業し、近くの保育園に就職
保育科の短大に通っていたので、卒業後は近くの保育園に一年契約で就職しました。
縦割り保育のクラスをひとりで担任しました。
仕事の内容は一般的な保育業務で、日案や週案、月案の作成や、月ごと季節ごとの行事などです。
家から40分くらいの保育園だったので、早番の日はまだ暗い時間に起きて準備しなくてはいけなかったので大変でした。
運動会や作品展、年末の発表会が大きな行事ですが、それ以外の行事も多い保育園でした。
しかも、勤務年数の長い保育士だらけだったので、うまくとけこめず、休憩時間は一切会話せず1番辛い時間でした。
もちろん仕事内容も指導もしてもらえず、聞いてもごまかされてしまうので、作品展などは、以前の写真などの記録を自分で調べて必死で準備しました。
もっと自分を出せる職種のほうがいいと考えて
自分らしく仕事をしたいと考えたのが1番のきっかけでした。
もともとおしゃれも好きだし、人と喋るのも好きだったので、もっと自分をだせる職種のほうがいいのではと考えました。
あとは、子どもが好きなので保育士になったのですが、保育士の事情に振り回される子どもをみたり、影でコソコソ親の悪口、子どものえこひいきなどみてがっかりしたことです。
そしてサービス残業や休日返上での作業、肉体的にも精神的にもダメージは大きかったです。
保育士をしてると、他になにも出来なくなるというか、朝から晩までずっとそれだけ、後のことは二の次になってしまっているように感じました。
気持ちにも余裕がなく、仕事だらけでプライベートがない状態でした。
ハローワークで職種はこだわらずに探した
最寄りのハローワークで検索しました。
失業の手続きも最初にしたのですが、結局1度も失業を受け取ることなく再就職しました。
失業中はハローワークに行って求職活動をしなければいけなかったので、パソコンで仕事を検索して、ハローワークの方に面接を取り次いでもらって、後日面接しにいくという流れでした。
パソコンには就業場所や職種など様々なカテゴリーがあって絞り込むことができます。
私は職種はこだわらなかったのでわりと沢山の求人がありました。
条件は、勤務先の近くにアパートがあること、飲食店やスーパーがあること、生活できるくらいの収入があること、朝が早すぎないことなどです。
あとは、保育士は女性の職場が多いので、男性のいる職場もいいかなと思いましたが、そこまでこだわりませんでした。
せっかく取った資格だけど、やりたいことを優先!
大変だったことは特にありませんでした。
強いていえば、短大に通ってお金をかけてとった保育士の資格を使わなくなるということに、これでいいのか、せっかくとった資格なのに、と思うことはありました。
でも、そこにこだわって転職しないのは何か違うように感じたし、自分のやりたいことを優先しようと思ったので、あまり悩むことなく転職先を探しました。
やりたい職業というよりも、生活スタイルがどうなるかを重点において、その為にはどの仕事が自分に合うかという考えでした。
携帯ショップで販売を担当、ほぼ残業はなし!
仕事内容は、某携帯メーカーのショップで販売業務を担当しました。
簡単なパソコン操作はありますが、パソコンを使えなくても大丈夫でした。
携帯の新規契約や機種変更、故障修理の手続き、各種オプションサービスや料金収納の手続きなどです。
いつも来るお客様とは、ただ世間話をしたりということもありますが、それもまた楽しいです。
ほぼ残業はなく、休憩も交代で自由にはいれます。
別の店舗にヘルプで行ったり、たまに社長の雑用の手伝いをしたりすることもありますが、それも気分転換にちょうどいいです。
年末年始や春の入学時期などがとくに忙しく、毎日がバタバタとすぎていきますが、以前とは違い、仕事が終わると完全にオフにできるので苦になりません。
活気のある職場!メリハリがあってとても充実
決め手は、近くにアパートがあり、通勤距離が短かったこと、飲食店やスーパーが近くにあることなどです。
ハローワークで探していると最初にヒットしたところで、職種にこだわりがなかったのでわりとすぐに決めることができました。
新しい職場は保育士とは全く違い、活気のある職場です。
先輩や同僚も話しやすい方ばかりで、独身も多いので仕事が終わると大体飲みにいきます。
仕事で嫌なことがあっても、分かり合えるのはやっぱり同僚です。
たっぷり愚痴を言い合い、おいしい食べ物を食べて、美味しいお酒を飲んで、沢山あそんでストレスも発散できます。
朝が早くないのが自分には合っていますし、仕事はみんなしっかり切り替えるのでメリハリがあってとても充実した毎日を送っています。
スッピンにジャージ、エプロンで仕事していましたが、バッチリメイクに制服、ヒールで出勤のほうが自分にはあっているようで、仕事のモチベーションもあがります。
自分が自分らしく生活ができるという幸せをかみしめています。
あまり満足できなかったこと、想像と違ったことは、自分が仕事のスキルアップしていくごとに給料が少なく感じたことです。
合わない環境に長く居続けるのは無駄…
継続は力なりとはいいますが、自分に合わない環境に長く居続けるのは無駄だと思います。
自分の人生これでいいのか、自分で思い切ってきめることも大切だと思います。
これから自分だけでは決められないことがたくさん出てくると思うので、できるときにやったほうがいいです。
時には逃げるとこも必要です。
逃げることは悪いことではないと思います。

コメントを残す