自動車整備士を辞めたかっただいさん（25歳・男性・兵庫県）が転職した体験談です。
| 仕事内容 | 大手自動車メーカの車の整備士から不動産の営業職に転職 |
|---|---|
| 年収 | 250万円から600万円にアップ |
車関係の仕事に就きたくて整備士に
私の元の仕事は大手自動車メーカーでの車の整備士でした。
専門学校を卒業後に整備士になり勤務いたしました。
この仕事をしていた経緯は元々、車が好きで車関係の仕事に就きたいと考えていたのがきっかけになります。
当初はディーラーになりたいと考えていましたが車を売るのではなく、車を作る、車を直す現場に携わりたいと考えが変わり始めました。
仕事の内容としてはお客様が来店された際に車の修理や洗浄が主な業務内容になります。
修理と言ってもまだ経験年数も浅く本格的な修理に携われることはありませんでした。
主には修理後の車の洗浄や車部品の簡単な取り換えがメインの業務になります。
私が車の整備士として働いた期間は約2年間になります。
ただ車が好きなだけでは生活していけない…
車の整備士の仕事をやめようと思ったきっかけは、年収の低さにありました。
実際に専門学校を卒業し得た年収は約250万円程度でした。
入社2年目の年収としてはごく普通な感じになりますが、将来的には決して高くない給与形態になることを知りました。
自動車整備士の仕事を続けているうちに自分は何のために仕事をしているのか、ただ車が好きなだけでは生活していけないと感じました。
まだ年齢も若く転職を考えるには早すぎる、せっかく専門学校を出たのに意味がないと周囲には言われました。
しかし何年たっても自分が目標としている年収や給与形態、生活には届くことは無いと現実を知り、今の仕事を続けていく必要はないと考えるようになりました。
友人に声をかけられ不動産の営業マンに
実際に転職活動を始めた時には転職サイトや転職活動を行っているイベント等にを利用、参加しようと考えました。
しかし、転職を考えているうちに不動産の営業マンとして働いている友人に声をかけられ、友人が勤めている会社に就職することができました。
不動産の営業は給与にインセンティブもあり多少の興味があり、内心は非常にありがたいと感じておりました。
実際に他の人の様に転職サイトを利用することもなく転職活動を終えました。
転職先に求めた条件としては元勤務先よりも高い給与を求めました。
不動産の営業は完全にフルコミッション制度の為、自身が活動した分、売り上げ分は自分の給与に反映されるため求めている条件は完全に満たしておりました。
全く経験のない営業の仕事ができるか不安…
実際に転職を行う際に悩んだことは、せっかく培った2年の経験を全て投げ捨て全く畑違いの仕事が自分にできるのだろうか？ということです。
畑違いの中でも営業経験も全くなく人と触れ合う仕事と全く縁のない仕事をしていた自分がこの仕事をできるのだろうか？の不安はありました。
まして、給与形態がフルコミッション制度の為、売り上げを上げなければ給与がない事は考えられないと思いました。
今の給与は決して高くないものの、安定した給与が頂ける条件を捨てるかの選択は悩みました。
家の外装塗装の営業、厳しいけどモチベーションは上がる
私の転職先の仕事内容は不動産の営業でした。
不動産の営業と言っても家を売るわけではなく、外壁塗装を行っていただけるお客様を探し出す営業になります。
家の外壁がひび割れしている、家の外壁がだいぶ汚れているなど条件は様々なモノになります。
実際にお客様の家のインターホンを押しお話をする、最適な提案を行うなどの様々な営業パターンがあります。
実際にはインターホンを押しても不在であったり名前を言ったとたんに切られるケースが殆どです。
なかなかお話しまで取り合っていただけるお客様は殆どいらっしゃらない中でも営業活動を行うのは非常に厳しいものです。
それでもお話を言いて下さるお客様がいらっしゃるので仕事のモチベーションは上がります。
土日休みはないけど、年収は約2倍に！
今の会社に決めた理由はズバリ言うと友人の誘いがあったからです。
転職活動を始めた当初は転職サイトや説明会などに参加し自分で探して転職すると考えていました。
今の会社も条件も良く長く続けれる環境だと思い入社を決めました。
今の会社に転職してよかったことはやはり給与の高さでした。
私自身はまだまだ未熟ものであり決して先輩方の様な年収はありませんが、以前の職場の約2倍にはなりました。
土日休みがなく精神的にも体力的にもしんどい時はありますが、そのしんどさが自身の給与に反映された際には仕事を頑張ってよかった、今の仕事をしている実感がわきました。
満足できなかったことはもっと給与を頂けると思っていたことでした。
これだけの額を売り上げればもっと自分に還元されると感じていましたが想像よりも低かったことです。
そして私が想像と違っていたこととして思ったよりも営業の仕事が楽しいことでした。
お客様に頭を下げずっと謝っているイメージでしたが実際はお客様と楽しくお話ができ、楽しい時間も多々あることでした。
この部分は営業経験がない私が想像と一番違っていた箇所になります。
勇気がいるけど、実際にやってみれば何とかできる！
転職を考えた際には間違いなく一歩踏みとどまり考える事が必要になります。
その時には自分が求めていることを明確に再度考え直し、自分ならできると言い聞かせてください。
全くの畑違いの転職は勇気が必要になりますが、実際にやってみれば何とかできる、また何とかするように努力します。
転職を考えている方は一度違う視点から考えてみるのも良いかもしれません。
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