コールセンター勤務を辞めたかったcocoさん(25歳・女性・兵庫県)が転職した体験談です。
仕事内容 | テレビショッピングの電話注文の受注からIT業種の営業事務に転職 |
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年収 | 100万円ほどから260万円ほどにアップ |
とりあえずコールセンターでアルバイト
以前に正社員として就職していたのですが、あまりに勤務地が遠くて通うのが嫌になり、「とりあえず」という気持ちでコールセンターのアルバイトをしていました。
仕事の内容は下着や掃除機といったテレビショッピングの受注で、毎日ひたすら電話を受けて端末に入力していました。
商品は下着以外にも、カニやおせちといった食品の受注もありました。
たまに「商品が届かない!」とクレームのお電話もあったので、そういった電話を受けると上の人に相談しながら工場に電話して配送状況を確認するといった業務もありました。
会社はアルバイトの方が多かったので、休憩室も広くお湯やシンクといった設備も整っていたのがよかったです。
3か月ほどお世話になりました
電話対応に疲れたし、正社員として安定して稼ぎたい!
辞めようと思ったきっかけは、やはり「正社員として働いたほうがいいかな」と思ったからです。
コールセンターのアルバイトは時給制なので毎月10万円以上稼げていたのですが、中にはお金に困って正社員とアルバイトの両方している人もおり、休憩中に「今月中には返済しますから…」と借金の取り立て?のような電話対応をしている男性がいて、「やっぱりもっと安定して稼いで、将来お金に困らないようにしないと」と思ったからです。
コールセンターは毎日さまざまな人からお電話がきますし、中には執拗にクレームを言ったりセクハラまがいの電話をしてくる人もいたので、電話対応に疲れた部分もあります。
また、正直に言うと「このまま電話対応ばかりしていて大丈夫かな」と不安がよぎったことも理由の1つです。
転職エージェントの紹介で3カ月で大手企業に!
前の正社員の時に会社選びを失敗したと痛感したので、相談にも乗ってくれる転職エージェントにお願いしました。
エージェントは「アデコ」です。とても親身に相談に乗ってくれて、3カ月で大手企業に就職することができました。
転職活動中は面接が最優先なので、比較的お休みを取りやすいアルバイトでよかったなと思いました。
学歴もなくフリーターでブランクがある私には、あまり選べる求人がありませんでした。それでもいい案件を紹介してくれたアデコさんには感謝しています。
前の会社はシフト制で本当に休みが取りづらく、パワハラが当たり前のところだったので、「有休がとりやすく、なるべくホワイトな所」がいいと希望していました。昇給率の高さ、年間休日の日数の多さなどを希望していました。
高校卒業後ブランクをどうカバーするかが課題だった
転職エージェントが仕事を紹介してくれたり書類作成も手伝ったりしてくれたので、1人でやるよりもずっと楽だったのですが、「職務経歴書の作成」は苦労しました。
高校卒業後ブランクがあったので、そこをどうカバーするかが私の課題でした。
転職エージェントの方にもたくさんアドバイスしてもらい、ブランクはあるけれどもそれは過去の話で、資格を取ってスキルアップしながら働いてきたし、これからももっと勉強する意欲がある事をアピールするようにしました。
パワーポイントで製品紹介やセミナーの資料作り
仕事内容は、ITのパッケージメーカーの営業事務として、製品の紹介資料やセミナー資料を作ることです。
主にパワーポイントで作っており、時には100枚を超えるセミナー資料を作ることもあります。
ITなので技術的なことも書かなければならず、上司やプログラマーに教えてもらいながらいかに一般の人にわかりやすく伝えるかがポイントで、非常に苦労しています。
また、競合の調査も行っていたので、毎週競合サイトのニュースをチェックして会議資料にしたり、時には社外の人の協力のもと競合会社の製品発表会に潜入して調査に行くこともありました。
展示会があれば東京に出張に行くこともあり、朝早くから遅くまで立ちっぱなしで作業したりと体力的にも大変です。
給料も年間休日も格段に良くなった!
産休や育休の取得実績が多かったことと、所属人数が1000人以上いたため安定しており、転職エージェントにも「多分あなたが今まで行った中で一番いい会社ですよ」と言われたからです。
オフィスもきれいで、働きやすそうという印象も決めた理由でした。
よかったのは待遇が格段に上がったことです。
最初に就職した会社に比べると、倍以上のお給料をもらうことができました。
また、有休も本当にしっかりしていたのもよかった点です。
今までの会社は、求人に年間休日は書いてあるものの実際はその半分も有休がもらえないということも当たり前だったので、120日以上年間休日があったのには感動しました。
満足できなかったことは、「ユーザーの顔が見れないこと」です。
バックオフィスに徹していたのでまったくユーザーの反応が分らず、新機能に対する反応や製品の使いごことといった反響が分らないのは不満でした。
大きな会社なので仕事の区分けがはっきりしており、うかつに他の部署の仕事を手伝ったりできないのも満足できない点でした。
想像と違ったことは、思ったよりも資料作成の仕事が大変で、難易度が高かったことです。
20代前半なら未経験でもやる気で採用してくれる!
異業種に転職するのはとても勇気がいることですが、「やってみたいな」と思ったらなるべく早く行動することがおすすめです。
異業種の場合は特に年齢を厳しくみられるので、20代前半であれば未経験であってもやる気だけで採用してくれる企業もたくさんあります。
逆に年齢がいっている場合は、なるべく資格を取ったりしてやる気をアピールしたほうがいいと思います。
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