アパレルスタッフを辞めたかったとろさん(26歳・男性・岡山県)が転職した体験談です。
仕事内容 | DCブランドのアパレル販売員から証券会社の営業に転職 |
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年収 | 250万円から450万円にアップ |
仕事内容は、百貨店やショッピングセンターでの接客
元々の仕事は、就職活動を経て新卒で入社し、ちょうど4年間勤めました。
仕事内容は、主に百貨店やショッピングセンターでの接客サービスです。
店舗に来店されたお客様にお声掛けをし、ニーズに合わせて商品を提案するという一般的な業務がメインでした。
接客の際は、単品ではなくトータルコーディネートで提案をし、客単価を上げるように心掛けておりました。
スーツも扱っているブランドだったので、特にスーツは客単価を意識した接客を心掛けておりました。
また、店長になってからは在庫管理やスタッフのマネジメントの業務も行っておりました。
在庫が多い商品をどうのように売るかを考え、商品の見せ方を変えたりスタッフ間で勉強会をしたりしておりました。
4年間で1度も昇給がなかった…
辞めようと思った理由は、主に3つあります。
まず1つ目の理由は、給与が低かったことです。
アパレル業界なので給与が高くないことは想定しておりましたが、4年間で1度も昇給がなかったので将来にかなり不安を感じました。
また賞与も年1回で10万円程度だったので、かなり厳しかったです。
2つ目の理由は、残業が多かったからです。
特に店長時代は残業が月に80時間は働いていました。
残業が多いことが会社としても問題意識はあったようで月50時間以上の残業は禁止になりましたが、残業時間が減るの一時的でしばらくするとすぐ元の状態に戻ってしまっていました。
最後に3つ目の理由は、休みを自由に取れなかったことです。
アパレルなので土日が仕事ななることは仕方がないのですが、有給は一度も使わせてもらえませんでしたし、土日に休みを取りたいと希望を出しても、親族の葬式等やむを得ない理由でない限り休みを取れませんでした。
勤めていたのが20代前半の時ということもあり、友人の結婚式に呼ばれることも多かったのですが、月に何件か結婚式が重なる時は、欠席にしたこともあるくらいでした。
以上主に3つ理由で退職をしようと思いました。
第一希望の大手証券会社に即決!
上記退職理由でも述べましたが、残業が多く休暇も自由な取得できなかったため、転職活動は退職後に開始しました。
転職サイトはリクナビとマイナビの2社に登録しました。
エージェントは利用しておりませんでしたが、失業保険の基本手当を受給していたので、ハローワークに通っている時期がありました。
もともと基本手当を受給しながら就職活動をするつもりでしたので、そんなに焦らずに就職活動をしておりました。
大学時代に経済学を学んでいた関係で、まずは銀行や証券会社等の金融機関に絞って求人を見ておりました。
応募は10社くらいしたと思います。
そのうち4社面接に行き、2社から内定をいただきました。
第一希望の大手証券会社から内定をいただいたので、迷わず即決しました。
転職活動はあまり苦労しなかったですが、焦らずに業界を絞ってきちんと対策ができたことが良かったのではないかと思います。
まずは給与面を求めました。
年収で300万を越えることが最低条件と思っていました。
アパレル時代に土日が休みでなかったことから土日が休みであることも希望していましたが、私は金融業界を希望していたので、全く問題ありませんでした。
金融業界以外だと正直苦戦したかも…
私はどちらかというとスムーズに転職活動ができたと思うので特に苦労したことはなかったのですが、なぜアパレル業界から金融業界に転職するのかという質問は必ずされました。
私の場合は、大学で勉強した内容が金融業界に活かせる内容だったのでそのように説明しましたが、金融業界以外だと正直苦戦していたと思います。
あとはアパレル時代はパソコンを使用して業務をすることがほとんどなかったので、その点を懸念されることもありました。
証券会社で金融商品の営業を
転職先は証券会社です。
株や投資信託などの金融商品の営業をしております。
入社後まず行うことは新規顧客の開拓です。
住宅街や商店街を訪問し、新規顧客を開拓し、口座を作ってもらうことが1年目の主な仕事です。
訪問はアポなしの飛び込み営業が基本です。
100件訪問して1件話を聞いてもらえばいい方です。
話を聞いてくれた人のうち10人に1人くらい口座を作ってくれるので、1000件訪問して1件口座開設してもらえる程度です。
口座開設をしてもらったら次はお金を入金してもらわないといけないので、まずは国債や社債などリスクがあまり高くない商品を提案し、できるだけ多くお金を入金してもらうようにしております。
また営業するにあたり当然金融の知識を身に付けなければならないので、毎朝日経新聞を読んだり、社内の勉強会にも参加しております。
給与も上がり、福利厚生も充実!
大学で勉強していたことが活かせることと、もともと個人で株の取引をしていたこともあり、証券会社を希望しておりました。
運良く第一希望の大手の証券会社から内定をいただけたので迷わず入社を決めました。
給与も希望通りで福利厚生も充実しており、前職よりもかなり待遇が良くなりました。
まずよかったことは給与です。
前職からすると基本給が10万上がりました。
また賞与も年2回あり、年間で100万程もらえるのでよかったです。
その他にも福利厚生が充実しておりますし、有給も取りやすい環境なので、労働環境はかなりよくなりました。
あまり満足してないことは特にないですが、想像と違ったことは思っていた以上に営業は大変だということです。
証券営業は大変だとは聞いていましたが、大手だから話くらいは聞いてくれると思っていました。
しかし実際は会社名を名乗っただけで電話を切られたりドアを閉められたりと、全く話を聞いてもらえません。
あと想像通りではあるのですが、体育会の雰囲気があり営業成績が悪いと上司からかなり厳しく叱られます。
また意外と少ないですが、お客様に買ってもらった株が下がって怒られる時は、かなり落ち込みます。
接客の経験で人と話すのが得意に!
まず自分がどんなことをしたいのか明確にするといいと思います。
アパレルから別の業種に転職することは結構大変だと思いますので、自分が本当にやりたいことを明確にし、そこに向けて必要なことを一つずつクリアしていく必要があると思います。
ただ転職活動をしていて気付いたことは、今までの接客の経験で人と話をすることが得意になっていたことです。
アパレル業界にいる方は比較的人と話をする機会が多いと思うので、面接で自信を持って話をすれば大丈夫だと思います。
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