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今や国内のみならず、世界中で親しまれている日本のアニメ。
年間300本以上の作品が制作され、世界でのアニメ市場規模も年々拡大しています。
そんな日本のポップカルチャーを支えているのが、アニメのキャラクターデザイン、原画、動画、動画検査などを行うアニメーターです。
子供のころからアニメが好きで、アニメーターに憧れているという方も多いですよね。
そんなアニメーターを辞めて別の業界・業種に転職するには、どうしたらいいのでしょうか。
元アニメーター6人の体験談・口コミも紹介しながら、転職を成功させる方法・コツを解説します。
アニメーターはやめとけ!辞めた人の転職理由ランキング
アニメーターから転職するのはどんな理由なのか、辞めたいと思ったきっかけはどんなものなのか、6人の転職理由を調べてみました。
1位 | 給料が安い | 4人 |
---|---|---|
2位 | 労働時間が長い | 3人 |
3位 | パワハラ | 2人 |
3位 | 業界のあり方に不信感 | 2人 |
20代男性
一番多かった理由は、給料の安さです。
アニメーターの給料は、「単価×作業量」による歩合制が多く単価も低いため、稼ぐためには多くの作業をこなさなければなりません。
しかし、動画1枚を仕上げるには時間がかかりますし、仕上げても採用されなければ成果にならないなど、時給換算すると最低賃金より低くなる場合もあります。
アニメーターの収入は、一般的なサラリーマンの年収に比べるとかなり低い水準です。
さらにそこから、机代や画材費などを差し引く制作会社もあります。
また、アニメーターは個人事業主や契約社員といった立場が多く、年金や国民健康保険を自分でまかなうなど、金銭的にかなり苦しい業種と言えます。
アニメーターだけでは暮らしていけない、という方も。
若いうちは良くても、将来の結婚や老後を考えると転職するのも致し方ないことでしょう。
20代男性
アニメ制作は締め切りに間に合わせるため、深夜残業や泊り込みが珍しくない業界です。
作業量を増やさなければ給料にならないといった事情もあり、労働時間が長くなってしまいます。
しかも歩合制なので深夜手当てや残業代もないことがほとんど。
正直、人間らしい暮らしを望むなら転職するのが懸命です。
20代男性
アニメ業界は閉鎖的で古い体質が残っています。
また、上下関係が厳しいこともあり「ヤル気があれば休む必要はない」「指導=罵倒」といった勘違いをしている人もいるのです。
他人が変わることはまず期待できませんから、パワハラするような人がいる職場はさっさと見切りをつけるのが賢い選択と言えるでしょう。
こうした、若手を使い捨てたり、仲介業者や上層部ばかりが予算を取っていくような業界全体に不信感を持って転職を決意した方々もいます。
全体として、アニメ業界の構造など根深いブラック問題が浮き彫りとなる結果になりました。
しかし憧れてこの道を志した方が多いため、「向いていなかった」「仕事が合わなかった」といった理由は出ませんでした。
アニメーターを辞めた人の転職先は?営業や介護など、人と接する職業が人気
アニメーターは、アニメが好き・絵を描くのが得意といった気持ちから職に付いた方が多いです。
そうした人々は、どのように転職を成功させたのでしょうか。
アニメーターを辞めた後、次に選んだ転職先についてまとめました。
元アニメーターは「積み重ねてきた努力と根気」が転職の大きな武器になります。
営業職への転職成功例
20代男性
今回の調査では、2人が営業職に転職しました。
営業はインセンティブ制度を取り入れている企業が多く、一般職に比べて給与水準が高めです。
「自分の頑張りが正当に評価される」「努力が報われる」というのは、とても嬉しいものですよね。
金銭的に余裕があるということは、暮らしや気持ちも豊かになり、仕事に対するモチベーションも高まることでしょう。
営業職は他の職業に比べて勤務時間などに自由度がある点も魅力ですね。
介護職への転職成功例
20代男性
病院でのリハビリサポートや介護士になった方もいました。
資格があるとより有利になる職種ですが、絵の勉強をし、たくさんの努力をしてアニメーターになった方なら、その経験を資格取得にも活かせるでしょう。
直接患者さんとやり取りをする中で、「ありがとう」と感謝してもらえる・人の役に立てる実感がある職というのは、今までとはまた違ったやりがいを感じられます。
ほかには
- 路線バスの運転手
- Webデザイナー
に転職した人がいました。ほとんどの人が派遣社員や契約社員ではなく、正社員として採用されています。
アニメーターで座りっぱなしだった反動か、事務のようなデスクワークではなく、営業など外で働く職種を選んだ方が多いです。
アニメーターとして頑張ってきた根気があれば、他の業界でもイチから学び、スキルを身に付けていけるでしょう。
アニメーターからの転職におすすめ転職サイト・転職エージェント
アニメーターを辞める人が希望する転職先は、人によってさまざまです。
ですから、いろいろな業界の求人が幅広く揃っている大手の転職サイトか転職エージェントを使って転職活動するのがおすすめです。
まずは体験談でも利用者が多かったリクナビNEXTを紹介します。
「リクナビNEXT」には登録しておこう
「リクナビNEXT」は、780万人以上が登録している日本最大級の転職サイトです。
特徴は、5,000件以上というたくさんの求人から自分のペースで仕事を選べること。
しかも求人の大半は他の転職サイトで掲載されていない求人なので、リクナビNEXTは必ずチェックしておかないと条件の良い求人を見逃してしまいます。
また、すぐに辞めるつもりがなくてもリクナビNEXTには登録しておくのがおすすめです。
それは、企業からのスカウト機能があるからです。
しっかり自己PRした履歴書を登録しておけば、企業から直接オファーが来て、すぐに転職が決まるかもしれません。
相談したいなら「リクルートエージェント」
「リクルートエージェント」もリクルートが運営している転職成功実績No.1の転職支援サービスです。
リクルートエージェントでは専任のコンサルタントが、志望動機など履歴書の書き方から面接対策までサポートしてくれます。
就職活動・転職活動の経験が少ない人にとっては、いろいろ相談できて心強いサービスです。
リクルートエージェントも求人数は15万件以上あるので、いろいろな仕事から選べますよ。
アニメーターからの転職で年収は増える?
給料が少ないことで転職を考える方が多いアニメーター。転職の前後で給料が動変わるのか、気になりますよね。
年収アップ | 6人 |
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ほぼ変わらず | 0人 |
年収ダウン | 0人 |
今回の調査では、6人全員が転職によって年収が増えました。
増加額は50万円~160万円です。
アニメーターは業界全体で給与水準がかなり低いので、大幅な給料アップが期待できます。
アニメーターを辞めてよかったところは「労働環境の改善」や「給料アップ」
転職サイトや転職エージェントを使って別の仕事に転職した人が、実際によかったと感じているポイントをまとめました。
労働環境の改善
20代男性
20代男性
アニメーターに比べると、まずほとんどの職種・職場において労働環境や条件が改善されるでしょう。
他の業界に転職して初めて、アニメーターの過酷さに気付いたという声も寄せられました。
適度な勤務、十分な休養、円滑な人間関係など、整った環境は仕事のモチベーションやクオリティアップにつながりますね。
給料アップ
20代男性
調査に協力いただいた6人全員が、転職で年収がアップしました。
「働いた分給料がもらえる」というのは世間一般では当たり前のことですが、アニメーターをしているとその感覚がズレてしまうようで、転職後の給与やボーナス、残業代などに大きな衝撃を受ける方も少なくありません。
お金にも時間にも余裕ができると、プライベートも充実して気持ちも前向きになりますね。
転職は逃げじゃない!希望を持って新しい一歩を踏み出そう
アニメーターというと特殊な業界ですし、学生からそのまま就職して他業種の経験がない方が多いので、転職は不安を感じることでしょう。
また、自分の目指した職業・好きで選んだ仕事を辞めることに、罪悪感や虚無感を持つ方もいるかもしれません。
しかし、現在のアニメ業界とくにアニメーターの労働環境はとても苛酷です。
いくら好きな仕事とはいえ、職のために人生を縛られたり、不当な扱いを受けたりして苦しむのはあってはならないことです。
他業種に転職しても、アニメを楽しむことはできますし、生活が安定していれば制作活動だって楽しめます。
どうか、不安から現状に甘んじるようなことはせず、新しい道を探してみてください。
転職に関しては、年齢が若いほど将来性があるので有利です。
年齢を重ねると求人条件がだんだん限られてきてしまうので、迷うよりまずは行動してみましょう。
きっと、あなたに合う職場が見つかりますよ。